作り手になったらどうなるのだろう?
いつも見ているネットの世界の作り手になったらどうなるのだろう。
サイトを作ったのはこういう単純な理由が出発だった.。
もちろんインターネットを使って検索をする、問い合わせをする、申し込む、ECサイトで買い物もする。
e-Taxもする。
こういうネットの利用はしている。
しかしこれはネットの利用側で、作り手側ではない。
またネット利用の形として、ネットに参加するという形もある。
例えば、SNSがそうだ。
Read Only Member(リードオンリーメンバー)という和製英語がある。
SNSでも書き込みをしないで、読むだけの人という意味であるが、自分はほとんど読む側だ。
Read Only Memberな自分なのに、ネットの世界はどうなっているのだろう?と考え始めた。
自分が見ている画面を自分が作ってみる。
自分がいつも何気なく見ているサイトがどうやってできているだろう。
そしてやり始めると、もう一つ理由が出てきた。
ネット世界には時間という概念がない
ネットでは、実働時間とネットの世界時間を分離できる。
ネットは、場所も国も関係ない場所であるが、それだけじゃない。
時間も関係ない場所だと思った。
自分が作り手になろうとしたときに、これをよりはっきり感じた。
例えば、スーパーで買い物をしようとする。
買い手側(利用者)も提供側(店)も同じ時間を共有し、「売る・買う」を行う。
そのため営業時間内で「売る・買う」を行う。
ところがECサイトでは、「売る・買う」の行為の中で、買い手側(利用者)も提供側(店)は時間を共有しない。
提供側(店)は作成時間に商品を掲載し、買い手側(利用者)は自分の都合の良い時間に検索に来て購入する。
だから24時間稼働した「売る・買う」が可能になる。
おまけに、提供側(店)がおすすめ商品を優先的に提示できるシステムを作れば、後は買い手側(利用者)が勝手にネットの中で動き回って検索する。
つまり、提供側(店)が昼間にサイトを更新すれば、買い手側(利用者)は夜中でも訪れる。
作り手側が日中8時間実働したとしても、サイトというネット世界は24時間稼働している。
(もちろん24時間問い合わせセンターを持っているサイトも有るが)
もし貴方がネットで好きなことについて自分の感想を書いたとしよう。
気が向いて読みに来る人がいるかもしれない。
しかし、読み手は貴方が書いた時間帯に訪れるのでなく、読み手の好きな時間に貴方の感想を読みに来るわけだ。
貴方の時間と読み手の時間が分離していることになる。
貴方の時間と読み手の時間が分離しているとどうなるか
時間のあるときはかなり時間があるのに、自分の時間が全く取れない期間があるという人もいる。
育児・介護・看病・突発的に入る用事・闘病など、自分の意志で時間を決められないことが度々起こる人もいる。
周りのために動く手間がどうしても生じる人にとっては、実働時間と分離できる世界というのは興味深く思えた。
実働時間と分離していることで、できることがある。
実働時間と分離できる世界にもデメリットはある。
下手に報酬を求めると、実働時間と報酬とは比例しない。
例えば、素人がアフィリエイト(ネット広告)で儲けようと考えても成果が出ないと思うだろう。
そそのかすようなサイトを信じて始めても、何十時間もかけて作って一円も儲からないと憤慨する。
それは当たり前だ。ネットは実働時間と分離されている世界だから。
報酬が確実に欲しい人は、実働時間とリンクしている時給・月給を選ぶべきだ。
実働時間とネットが分離されていて儲けるユーチューバーと呼ばれることに憧れる前に、実働時間と分離されている世界の意味を知るべきだと思う。
実働時間とリンクしている場合は、実働時間というリミットがあるために報酬にもリミットが生じる(働く時間以上に儲けられない)。
実働時間とリンクしていない場合は、実働時間がリミットにならないため、報酬は無限大にもなるがゼロにもなる。
儲け話というものは、誰にも言わず自分でするだろう。人に広まった時点でそれはもう儲け話ではない。
(ちなみにこのサイトにもアフィリエイト(ネット広告)が貼っているが、これは様々なサイトのネット広告の仕組みを知るために載せている。)
最初の一歩は皆同じ
ネットの作り手側になったらどうなるのだろう?
と思って始めたが、やってみると奥が広い。広すぎる。
わからないことばかりだ。
自分が見ているサイトがどうやって書かれているのか、を見るのは簡単だ。
見ているサイトのページのソースコードは、「Ctrl+U」を押せば表示できる(Windowsの場合)。
ソースコードとは、そのページを表示させている言語である。
(ソースコードが書ける書けない、分かる分からないは別にして、表示だけは誰でもできる。)
しかし、サイトを表示させ維持する仕組みはその裏にある。
コンテンツの設置や構造やデザインも、使いやすくてきれいなサイトを作るのは、素人には気が遠くなる知識なのだと分かり始める。
しかし下手でもいいじゃないかと思っている。人は誰でもゼロから始まる。
最初の一歩を踏み出せば結構いろんな世界が広がっていく。
続けていけば、知識ゼロから知識0.5くらいは得ることができる。