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Tosakura
©2017 shiori natsuno
不健康な食生活をなかなか止められない
食事は基本的にバランスの良い食事を規則正しく取ることが理想です。
三大栄養素である炭水化物・たんぱく質・脂質やビタミン・ミネラルをきちんとバランス良く取ると、健康に良いと言われています。
しかし、理想的な食事は崩れてコントロールできないことが多々起こります。
ストレスや心配事、多忙、溢れる食品の誘惑・・・食べすぎ、飲みすぎ、偏食。
バランス良く適量を取れば体に良いのはわかっているけれど、気がつけば不健康な食生活。
糖質を取りすぎたり、脂質を取りすぎたり、カロリーを取りすぎたり。そして運動不足。
病院で食事療法のことを指導されたときは、自分が不健康な食生活をしていたことはすでに実感していました。
ストレスで糖質の多い食品を暴食中でした。
わかっているけれど止められませんでした。
異常が出る前にやめられたら良かったのですが、当時ストレスがすごかったので止められませんでした。
将来大病をしないために、病院で指導されたとき過食を反省しました。
病院で異常が見つからなければ、きっと不健康な食生活を続けていたでしょう。
一度偏った食生活になると、なかなか抜け出ることができません。
本などに載っているお手本になる健康的な食事献立の例を見ても、こんなのでは我慢できない。
肉や魚何グラム、乳製品は何グラム、穀類は何グラム。
足りない、物足りない、面倒くさい。
こんなに規制された食事で何が楽しいのか?
何回見ても自分にはできそうにありませんでした。
自分にできそうな方法はなんだろうと考えました。
そして、それは一点だけは我慢するけれど他は好きにするという方法でした。
一点だけでも頑張れば、以前よりは少しでも改善できます。
一点だけでもやらないよりはやったほうがマシでした。
そこで、増えた体重を減らすためと、糖質中毒を治すために、糖質制限を始めました。
糖質過多な食生活から糖質量を適量に戻すほうがバランスの取れた食事になりますが、わざと糖質をかなり減らした食事療法を取りました。
糖質の摂取量を減らす一番簡単な方法は、主食の糖質量を減らす、間食をする人は低糖質の間食を取ることでした。
例えばご飯一杯分(150g)の糖質量は約55g。それを半分くらいの糖質量に減らしました。
白米の食べる量を減らさずに糖質量を減らす方法は簡単です。
こんにゃく米を混ぜるか、粉砕したしらたきを混ぜてお米を炊くだけで低糖質の主食が出来上がります。
間食は糖質オフや糖質ゼロの物が売っているので、それを選べば良いだけです。
糖質制限は真面目に実行すればダイエット効果が出てきます。
最初はなかなか痩せないのですが、1ヶ月くらい続けるとどんどん体重は減っていきました。
体重が目標値まで減ったので、次にコレステロール値を下げようと脂質制限をしてみました。
基本は脂質の多いものを避ける、これだけです。
脂身を除いて、揚げ物を避けて、脂質の低いものを選んで買います。
食事制限の結果、コントロール方法を身につける
糖質や脂質の制限をした(摂取量を減らす)食事療法は自分にとっては効果がありました。
体重は減りましたし、コレステロール値も下がりました。
しかし、もっと効果があったことは、自分で過剰摂取に対してコントロールができるようになったことです。
本来は栄養バランスの取れた食事が食生活の理想です。
食事制限というわざと摂取量をかなり減らす方法は、バランスに欠けた食生活だったかもしれません。
ダイエットと砂糖中毒のため、最初はわざと糖質の摂取量をかなり減らしました。
次に、食事からの脂質摂取量を減らすことが血液中のコレステロール値に影響があるのかどうかを確かめるために、一定期間脂質をかなり減らしました。
もともと糖質も脂質も過剰だったので、どちらも減らす必要はありました。
糖質と脂質を同時にある程度適量に減らすという方法もありましたが、自分の場合は一点制限主義を取りました。
つまり糖質だけを減らす時期、次に脂質だけを減らす時期というやり方を選んだのです。
糖質と脂質を同時にある程度適量に減らすという方法は、バランスの取れた理想的な食事です。
しかし、不健康な食生活に陥っていた自分にとっては、その時は実行不可能だとしか思えませんでした。
過剰摂取中毒になっていたので、欲望がもっと糖質もっと脂質という感じでした。
荒療治をするために、そして湧き上がる欲望に対処するために、一点制限主義(糖質なら糖質だけ、脂質なら脂質だけ)という方法を選びました。
いや、その一点すら減らすことができるのだろうかと思っていました。
糖質制限に関しては、途中からかなりきつい糖質制限に進みました。
なぜなら、砂糖中毒の禁断症状が出て(食べたくて仕方がない)、中途半端に糖質を減らすと欲望に負けて再度過食しそうだったからです。
この一点制限主義は中毒症状(禁断症状)からある程度抜け出すためには有効だったと感じています。
3ヶ月あれば変化を感じることができました。
限りなく食べてしまうことがなくなり、自分で量をコントロールできるようになりました。
食事制限を始めた頃は気が付きませんでしたが、実は自分は糖質や脂質のコントロール不能に陥っていたのです。
コントロール不能に陥っていた状態でいきなりバランスの取れた食事にしましょうと言われても、おそらくできなかったでしょう。
コントロール不能の状態では、例えば甘いものを少しでも取ればどんどんもっと食べたくなるからです。
のたうち回りながら砂糖断ちの期間を作りました。
糖質制限や脂質制限を行ってみて、実行できた後に気づいたことがあります。
糖質なら糖質だけ、脂質なら脂質だけといった一点制限主義は、糖質や脂質のコントロール方法を身につける機会だったのです。
最初はうまくいきません。
糖質を制限したら禁断症状が出ます。時々その誘惑に負けます。
負けたらまた糖質量を計算して節制します。
繰り返しているうちに糖質摂取量を減らせるようになっていきます。
脂質制限は先に糖質制限を試していたので比較的うまくいきました。
ひもじさを感じる糖質制限より、食べられる種類が増える脂質制限のほうが楽だからです。
それでも脂質を減らすと以前よりあっさり気味の食事になります。
それに慣れるまでには時々しつこいものを食べたくなりました。
試行錯誤しているうちに脂質摂取量を減らせるようになっていきます。
売り場で糖質や脂質の低いものを探すことは宝探しやゲーム感覚でやっていました。
糖質をいかに減らすか、低糖質や低脂質の料理をいかに工夫するか、実験感覚でやっていました。
失敗すれば再試行、成功すれば次のステージに行きます。
バランスの取れた食事をという高尚な意識でなんて考えたこともありませんでした。
過剰摂取を治すために、満足感も味わいながら、いかに糖質の摂取量を減らすか、脂質の摂取量を減らすか。
一点制限主義ではこれしか考えていませんでした。
一点制限主義で糖質や脂質の摂取量を気にしているうちに、コントロール方法を段々と身につけていったことに気が付きました。
チョコレートやポテトチップの一袋の一気食いを以前はしていたのに、食べなくても禁断症状も出てきません。
食べて引きずられることがなくなりました。
一点制限主義の効果はそれだけではありませんでした。
糖質制限なら糖質量だけをひたすら調べます。
脂質制限なら脂質量だけをひたすら調べます。
最初はどれが低糖質なのか低脂質なのかわかりませんが、段々と低糖質や低脂質の食品がどういうものかわかってきます。
低糖質の料理や、低脂質の料理法もわかってきます。
そうすると、自分が今食べたものにどれだけ含まれているか、なんとなくわかってくるようになるのです。
計算しなくても、ぼんやりと糖質量をたくさん取ったな、脂質はちょっと多いかな、そういったことがわかるようになりました。
例えばお茶碗一杯分の白ごはんを食べます。
そうすると、あっ50gちょっと糖質だから、他は野菜多めにしようかとかどこかで意識している自分があります。
お肉を食べたいな、脂を除けば脂質が減るな。
お弁当を買うときに、これは糖質量の多いお弁当、これは脂質の多いお弁当、とわかってくるようになります。
昼は脂質が多かったから、夜の脂質は減らそう。
今日はすごく疲れてから(脳が欲しがる?)、ちょっと糖質量は解除して甘いものを買おう。その代わり脂質は減らそう。それ以降の食事の脂質量も気をつけよう。
無理にではなく、自然とそういう意識が出てくるようになりました。
そして糖質+脂質の高い食品を避けるようになっていきました。
糖質+脂質の食品は美味しいものが結構多いのですが、リスキーだと思うようになると買い方が変わっていきました。
過剰摂取からくる禁断症状と向き合い、検査結果が正常域に入った頃、食事制限を緩めていくことにしました。
制限を緩めたからといって、中毒性の高いものが気をつけながら規制解除します。
まだまだバランスの良い食事には至っていませんが、以前よりはずっと健康な食生活になっていっています。