2Dの世界へ
イラストなど何かを描いてみたい。
全てはペンタブレットを買ったところから始まりました。
次は、ペンタブレットをどう使うか?
まずペイントソフトを探しました。
最初は無料から。
そして次は有料ソフトへ。
何を描こう?
目的がある方が良いとサイトを立ち上げました。
最初は線だけのモノクロ。
次にレイヤーを使って色付け。
レイヤー加工を工夫する。
2Dの世界は予想以上に面白いです。
が、ここで新たな欲求が出てきました。
この2Dの世界を動かしてみたい。
食パンがパリッとちぎったら?
鍋がぐつぐつと湧いていたら?
シロップがたらっと流れたら?
もっと色んな角度で描けたら?
そうです、画像を動かしてみたくなりました。
画像を動かすとなると
画像を動かす、と最初思いつくのはアニメーションです。
しかし、アニメーションはコマ撮りのコマを作らなければなりません。
何枚も原画を描いて、原画と原画の間の動きを繋ぐための絵(中割りといいます)も描かなければなりません。
例えば、2枚の原画をなめらかに動かすために、何枚も中割りを描く必要があります。(中割りが多いほどなめらかな動きになります。)
キャラクターやオブジェクトが動けば、その背景も動きます。
背景の動きも描かなければなりません。
2Dで画像を動かすとなると、どれだけの画を描くことになるのか?
(パラパラ漫画を想像してください。)
一枚の画を書き込む手法ではなく、枚数を稼ぐ描き方をしなければとても無理です。
そういう描き方をしたいのか?
3Dの世界を作ってみよう
2Dで画像を動かすという果てしない手間を考えた後、考えたのは3Dモデリングの世界です。
3Dモデリングとは、3次元のオブジェクトをソフトウェアで立体の3Dデータを作ることです。
例えば、2Dでキャラクターが正面から右を向くだけで、正面の画像、右向きの画像を描いて、その間の中割りを何枚も書く必要があります。
3Dデータであれば、オブジェクトを動かせばいいのです。
よし、3Dオブジェクトを作ろう。
動画編集ソフトは、たまたま頼まれて経験済みでした。
不要な部分を削除してつなぎ合わせて、テロップを入れて、イントロとエンディングを作って、ついでにスマホで簡単な音楽を作ってエンディングに流しました。
コマ割りの世界は結構熱中できます。
出力が大変でしたが。
3Dデータを作製するために、まず処理データ量が増えるので、PCの処理速度を上げることにしました。
そして、次に3Dモデリングを作れるソフトウェアを探します。
有料ソフトはめちゃくちゃ高い物が多いです。
ところがフリーソフトで低価格で3Dを作れるソフトを見つけました。
Blenderです。
使っている人も多く、解説サイトもたくさんありました。
サイトで日本語解説している人も数多く、そして使い方の本も出ていました。
おそらく、WordPressのように基本が無料で、機能を増やしたければ有料機能を買うという形なのでしょう。
そしてこのBlenderは動画編集機能もついています。(動画編集ソフトを別個に買わなくてよいのが嬉しい)
またマテリアル(画像素材)もCC0(いかなる権利も保有しない)のサイトが有りました。
画像を動かしてみたい。
この気持だけで、Blenderを0から練習してみることにしました。
(Blenderとの格闘偏はまた別の機会に)
Blenderでの3Dモデリングはまるで粘土をこねているようです。
マテリアルを貼るのには、描く作業があります。
レイヤー(グラフィックを重ねる層のこと)の代わりに、ノードを使います。
物理的知識が入ってきて苦戦中です。
しかし粘り強く諦めないで続けていると、だんだん3Dができていきます。
3Dオブジェクトが出来上がると、今度はライト(照明)の当て方を練習しなければなりません。
立体なのでカメラの位置も工夫がいります。
立体のデータを作って、色柄といったマテリアルを貼り、カメラワークと照明の当て方を習得しなければなりません。
まるで一人監督のようです。
いつか雪を降らせたり、水を落としたり、食パンをパリッとちぎる動画を作れる日まで、続けていきます。
そして、2Dの世界にも戻ってきました。
2Dには2Dの良さがあります。
2Dと3Dの両方を作製していく予定です。