「マンガTosakura62.七草粥」の色つけたコマの作成過程です。
デジタル絵はレイヤーでできている
上の絵は、作成過程の一部を切り取ったものです。
デジタル絵では、レイヤー (Layer)という層を使って描き加えていきます。
画像を上に重ねていきます。
上は4段階しか載せていませんが、本当はもっとレイヤーの数が多いです。
七草粥の描き方です。
色の乗せ方は通常モードで色を重ねていきます。
まず線画をします。
そして汁と下の沈んでいる粥(ぼかし)を描きます。
次に沈んでいる七草(ぼかし)を描きます。
そしてその上に表面に浮かぶ七草を鮮明に描きます。
これらは一つ一つレイヤーに分けて、画像を重ねていきます。
そして、表面の粥の粒を鮮明に描きます。
一つのレイヤーとして独立して描きます。
最後に粥の汁の艶と、湯気を加えます。
鍋にも光沢を入れました。
レイヤーの管理
レイヤーをたくさん作ったほうが、細やかな画像になる気がします。
レイヤーを分けるメリットは、失敗したりやり直したりする場合、その部分のレイヤーだけを修正したり削除できる点です。
全部を一枚で描いてしまうと、修正も廃棄もしにくくなります。
ただレイヤーをたくさん作りすぎると、どこに何を描いたのか分かりにくくなる。
おまけにファイルが重くなります。
そして手間がかかる。
描くのに時間がドンドンかかるようになる。
この解説用画像ファイルを2つ作っただけで、作業中にパソコン画面が落ちます。
core i7、8GBでもかなりの負荷です。
4コマ漫画は負荷が少なくて、そしてコマの形がWeb使用の縦スクロールに向いています。
本格的にイラストを描き込んだら、負荷が大きいでしょう。
ハラハラしながら作業工程画像の作業でした。