デジタルで絵を描くために最低限必要なものは、パソコン、ペンタブレット、ソフトです。
アナログで描いた絵を取り込んでデジタル加工したい場合はスキャナも必要になります。
どうしたらできるだけ予算を押さられるか
初心者がデジタルで絵やマンガを描きたいと思った時、最初に問題になるのが予算です。
プロの人でアナログからデジタルに移行する場合は、最初から高スペックな物を揃えることになるでしょう。
しかし初心者がデジタル絵を描きたいと思った場合、最初から高額投資はなかなかできません。
自分の場合は挫折せずに絶対に描くと決めていましたが、それでも総予算は10万円にしました。
結果的にほぼ10万円で、デジタル絵のためのパソコン環境を揃えることができました。
デジタルで絵を書くことへの壁
ネットではほぼ新品の中古ペンタブレットが売っていたりします。
数回使って放置している人が結構いるのです。
なぜデジタルで絵を描くことに挫折するのでしょうか。
まず、絵を描く技術や何を描くか浮かばない。
これについては、また別に機会に書きますが、自分が書きたいものを描くのが基本です。
アナログでもデジタルでも描くことが続かないと上達しないし、好きなことを描いたほうが長続きします。
デジタル特有の壁は、まずパソコン環境を揃えること。
予算がありますから。
そしてデジタル画像処理の知識が必要なことも壁になります。
最低限のデジタル処理の知識がなければデジタル絵を描くことができません。
そして、専用のソフトを使いこなすこと。
専用ソフトはそれぞれに特別な機能が付いていますから、何がどこにあってどうやって使うのかを覚えなければなりません。
これらのことができないと、道具一式を揃えても何をしてよいのか戸惑うことになります。
まずはパソコン環境を整えよう
パソコンはMacかWindowsか。
グラフィックの仕事ではMacと昔から言われますが、初心者がデジタル漫画を描くくらいならどっちでも大丈夫です。
パソコンの種類よりパソコンのスペックのほうが大事です。
処理速度とメモリーの容量として必要なスペックは、どれくらいでしょうか。
メモリーは4GBあればなんとか、できれば8GBを用意しましょう。
16GBあれば理想なのですが、予算が高くなるので、まずは8GBを準備。
CPUについては、Intel core i5があればなんとかなります。
予算を抑えたいときはIntel core i3で。
メモリーは8GBにしましょう。
処理速度を考えてcore i5にしました。
それ以外のスペックについては予算上考慮しませんでした。
SSDやグラフィックボードはプロになる人は考えてください。
CPUとメモリー容量だけは必ず抑えましょう。
パソコンはディスクトップかノートパソコンか
パソコンはディスクトップのほうがデジタル絵の場合使いやすいです。
画面とペンタブレットが近づけやすいからです。
でも、ノートパソコンでも大丈夫です。
(ノートパソコンで描きやすくなる裏技は別途書きます)
自分の場合は、一人でひっそりと描いているのでディスクトップではなくノートパソコンで描くことにしました。
ディスクトップの画面でバーンと映し出されると、秘密が暴かれる・・・。
こたつでも描くことができるし、好きな場所に移動して描けますから便利です。
冬場はこたつ亀になるので、ノートパソコンしか使えません。
がっつり作業場所を確保できる人はディスクトップパソコンをお勧めします。
後からスペックをあげることができるからです。
パソコンを買うか
デジタル絵を買うためにパソコンを買い換えるべきか?
あまりにCPUが遅い、メモリーの容量が少ない場合は買ったほうが良いです。
描いても動かなくてイライラするからです。
自分も買い替えの時期が来ていたので買い替えました。
いろんなパソコンを買いましたが、低予算でデジタル絵を描きたい場合、オススメはHP(ヒューレッドパッカード)のパソコンです。
なぜかというと、高性能の割には値段が安いからです。
メーカーのブランドとかよりも、デジタル絵の場合性能が良くないと描けません。
デジタル絵のための道具一式の中で、パソコンの予算が一番大きく占めます。
10万円の予算で揃えて、高性能を準備しようと思うとHP(ヒューレッドパッカード)のパソコンはどストライクでした。
HP(ヒューレッドパッカード)が日本生産に戻り、日本サポートがあるのも選んだ理由の一つです。
昔からHPのキーボードの形が好きだったことや、要らない不要なソフトが入っていないことも、デジタル絵の時に選んだ理由に一つでした。
core i5、8GBで発注しました。