予算10万円でデジタル絵の道具を揃えよう⑤~タッチペン

 

ペンタブレット タッチペン デジタル絵 とさくら 高知

 

パソコンもペンタブレットもペイントソフトも揃えた。

板タブレットの違和感も裏技で解消した。

あとは描くだけ。

と、思っていたらもう一つ壁がありました。それはタッチペン。

 

最大の難関はペンの調整だった

 

こんなところに伏兵がいるなんて。

ペンタブレットを使って線を描いてみると、ペンが硬い。

 

ペンタブレットに付属しているペンは、デフォルトのままなので自分で設定しなければならないのです。

 

有料のペイントソフトのほうが、ペンの反応が良く、CLIP STUDIO PAINTを買ってからは反応に対するストレスはなくなりました。

ペンタブレットのつるつる滑る感触は、トレーシングペーパーを貼って紙(アナログ)に近い感触になりました。

これで終わりか、と思っていたら、次はペンの設定という難関が。

 

自分の合うように設定しろということですが、自分の描き方って何か分かっていない。

くるくる円を描いて試してみてもよく分からない。

 

描きながら設定することに

 

描きながら、筆圧が弱いか強いか、太さはwebでどれがいいか。

さまざまなペンの種類がペイントソフトに付いているが、使いたいペンはどれか。

 

ペン設定が出来上がってから描いていたら、何も進みません。

ということで、描きながら設定することにしました。

 

最初のコマ原稿はほとんどデフォルト状態で描いていました。

描きにくい。ノート下書きの鉛筆画のほうがずっとマシ。

 

描いていると自分は筆圧が弱めであることが分かってきました。

描き味を柔らかくする設定があることも分かってきました。

 

CLIP STUDIO PAINTからおすすめ素材をダウンロードすることもできます。

描きやすいペンも載っています。

でも自分のタッチに合うように改良しなければなりません。

 

少し変えると、描きやすくなったりします。

設定を変えて、むしろ描きにくくなったこともあります。

 

ネットでどれくらいの太さで描いているのかを調べて、その設定で試してみる。

う~ん、太いぞ。

 

設定の数値もどの辺りが適切なのだろう。

ペンはまだまだ出来上がっていません。

描きながらああしたい、こうしたいと、オリジナルのペンを作っていくしかないようです。

 

ソフトを使いこなすことと、ペンを作り上げることの入り口に入っただけで、先は長そうです。

自分が求める一本の線を作り出すことは、簡単ではない。

 

デッサンやパースの練習しようかなと思っていても、時間があるときは結局ずっとタッチペンをいじって右往左往しています。

 

タッチペンの面白さ

 

ペンタブレットのペン設定は結構難関なので、現在進行系です。

しかし、楽しさや良さもあります。

 

まず一本のペンでいろんな描き方のペンになります。

鉛筆にも筆にも消しゴムにもなります。

パレットも要らないし、消しくずも出ない。

手も汚れない。

手の脂が紙に付かない。

パソコンを閉じればそれで片付けが終了。

 

もう一つ大きな利点は、デジタルのペンは360度どの方向にも動かせることでした。

アナログでの描き方を見てみましょう。

インクとペン先で描く場合、一方方向しか動かせません。

反対の方向に線を引きたいときは、紙の方を回して動かして描かなければなりません。

万年筆と同じです。

 

鉛筆やボールペンの利点は、どの方向でも動かせて描ける事があります。

だから、鉛筆やボールペンで描くと誰でも描きやすい。

 

インクとペン先(丸ペンとかGペンとか)を使って描くと、下に向かって引きながら描かなければならない。

横や上に引けないのです。

力を入れすぎると、インクが垂れてくる。

描き続けていたらペン先が荒れてきて、線が太くなってしまう。

 

デジタルでのペンを使った時、どの方向でも動かせるという鉛筆と同じメリットを持ったペンだ!と思いました。

もちろん、描いているファイル画面を好きな方向に動かすこともできますが、ペンがどの方向にも動かせて描けます。

丸ペン設定で上に動かして線が描いたとき、すごいぞ!デジタルと思いました。

鉛筆の描き方でどんなペンでも描けるのです。

 

デジタル画のメリットはまだまだある

 

もっと大きい利点は、消せることです。

何回でも書き直しができる、やり直しができる。

アナログの場合、鉛筆とかでない場合、やり直しはできません。

プロは一回で求める線を引くわけです。

不慣れな人にとっては、デジタル画はやり直しが何回でもできる。便利な機能です。

 

他には、色付けでお試しができるし、試行錯誤ができます。

違うなと思えばやり直せる。

 

アナログでは高価なスクリーントーンを、ペイントソフトに付随しているものは買わなくてもいい。

絵の具も買わなくて済みます。

専用の紙も買わない。

 

デジタル画は初期投資が必要だけれど、アナログ画のように描くたびに材料費がかかることがありませんでした。

 

なんて便利なのでしょう。

使いこなせるようになったらもっと面白いかもしれないと、考えています。

 

もっと描きやすそうなペンがある

 

ペンタブレットについているペンは太めです。

手の小さい人にとっては持ちにくいかもしれません。

 

クラシックペンという細めのペンがあって描きやすそうに思えます。

ただ高価です。

パソコン道具は便利さやスペックを追求していくと、どんどん高価になっていきます。

 

ソフトやペンの設定を覚えることがまず大事でしょう。

 

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