食後の重だるい眠気は糖質のせい?
昼食や夕食の後、強い睡魔に襲われる場合があります。
必死に頑張っても眠気に負けそうになり、体も重い。
夕食の後などは、食後そのまま寝てしまう。
疲れているのかな、と思っていましたが、実は血糖値の乱高下が眠気を引き起こすことを知りました。
食事のときに大量に糖質を摂ると、血中のブドウ糖の濃度が上がり、血糖値が急上昇する。
急激な血糖値の上昇が起こると、血糖値を下げるためにインスリンが大量に分泌する。
そうすると、大量のインスリンが効きすぎて血糖値が急激に下がり、低血糖状態になり脳に十分なブドウ糖が行き渡らなくなり眠気が出る。
血糖値の乱高下は、隠れ糖尿病に繋がっていく・・・。
え?!
疲れが出てくるから、眠気が出るのではないのか?
糖質摂取が多くて、血糖値の乱高下のせい?
ダイエットのために低糖質食を食べるようになると、眠気が・・・出てきませんでした。
いままで食後に睡魔と戦ってきたのに、眠くならない。体のだるさも出てこない。
夕食後も少し疲れは出てくるけれど、気がついたら寝ていたというような睡魔が消え去りました。
行ったことは、糖質量を減らしたことだけ。
よく言われる「眠くならない食事の方法」
体に良い食べ方のとして、野菜→肉類→炭水化物、という順番で食べましょうとよく言われています。
繊維質のものから摂って、炭水化物(糖質の塊)を最後に摂るほうが血糖値の上昇が穏やかになるからです。
食べ方順番のダイエットとして、よく勧められている食べ方です。
その他にはGI値の低いものを選ぶ。
GI値(Glycemic Index:グライセミック・インデックス)とは、食後血糖値の上昇度を示す指標で、GI値が低いほど炭水化物が分解されて糖に変わるスピードが遅くなります。
反対に言えば、GI値が高いほど血糖値の上昇が大きくなります。
そのため、白米より玄米ご飯や麦ごはん、白いパンより全粒粉やライ麦パン、ふすまパンの方がGI値が低くなり、血糖値の上昇は緩やかになります。
また、食事はゆっくり摂る。
昼食などは時間がなくて、ついつい早食いしてしまいますが、早食いは血糖値を急激に上昇させてしまいます。
実践した眠くならない食べ方
野菜から食べる食べ方順番ダイエットは、以前からやっていました。
GI値の低い食品も分かっていて、実践していました。
でも、はっきり言って眠気は回避できませんでした。
食べたら眠いんです。だるいんです。
まず、食後の睡魔を消す方法として、一番有効だったのが糖質量を減らすことでした。
正直言って体感ですが、食べる順番よりも低GI値よりも、食事で摂取する糖質量を減らすほうが、眠気は襲っていきませんでした。
眠気対策には、低糖質食の圧勝でした。
食事のときに炭水化物を摂らないで、お腹いっぱい食べても眠気は襲ってきませんでした。
食事をすると胃に血液が集まって、脳に血液がいかなくなる~っていう説はどこへ行った?と思うくらいでした。
自分の場合は、炭水化物も好きだったし、甘いものも好きだったので、食後に余計に血糖値が乱高下していたのかもしれません。
眠くなるはずです。
もう一つの眠気を取る方法は、間食または食前に何か少し口に入れることでした。
ただし、糖質の少ない食べ物に限ります。
間食や食前に、ちょっとチョコレートやおにぎりとか菓子パンはだめです。
一日三回の食事だと、食事の間が6時間位空いてしまいます。
お腹が空いて、いきなり食事をガッツリ食べてしまう。
それよりは、低糖質の食品を少し口になにか入れておく。
低糖質の食品が手に入らないときは、GI値の低いものを少しつまんでおく。
特に昼食や夕食が遅れるときは、少しなにかつまんでおく。
食後に眠気が出ると困るときは、摂取する糖質量を減らす、なにかつまみ食いしておく。
これだけで睡魔と戦うことがなくなりました。
ダイエット期間が終わり、ダイエットが成功した後、炭水化物を再度摂るようになりましたが、量を調節できるようになりました。
外に出ていてなかなか時間通りに食べられない場合は、つまみ食いをしています。