
Tosakura
©2017 shiori natsuno
脂質異常症の最も多い原因は生活習慣
脂質異常症は遺伝性要因(原発性)を除けば、肥満・食生活・運動不足(二次性)などが原因を言われます。
自分の場合は家族性(遺伝性)ではなくおそらく二次性が原因と言われ、生活習慣の改善を指導されました。
生活習慣・・・心当たりがあります。
運動不足・・・車を使って移動してばかりの生活です。
食生活と肥満・・・甘いものや菓子パン、揚げ物・・・はい、好んで食べています。
食生活を変えるとなると、もうケーキもチョコレートもポテトチップも唐揚げも食べられないの?
ショートニングや植物性油脂がだめなら、ふわふわ食パンももう食べられない。
飽食の時代に食事療法をすることは、食べる楽しみを捨てることになるのだろうか?
病院で指導されている最中、軽い絶望感に襲われていました。
血管にプラークが付くのが怖くて、とりあえず食事療法を開始しました。
最初は病院で指導されたとおり、糖質を減らす糖質制限を行いましたが、中性脂肪は減ったけれどLDLコレステロール値は微動だにしません。
そこで調べて脂質制限に切り替えました。
調べていくと
「コレステロール の約8割は肝臓などで体内合成され、2割は口からの摂取つまり食事から吸収される。」と書いてありました。
こんなに苦しんで食事療法をしているのに、それは総量のたった2割?にしか過ぎないのか。
2割の食事からの摂取をコントロールしただけで、コレステロール値に変動があるのだろうか・・・。
もっと調べていくと、非遺伝性の高脂血症の場合、日本人では半数の人が食事からのコレステロール値を減らすと効果が出るので、1ヶ月ほど徹底した脂質制限を試してみると良い、と書いていました。
本当だろうか?2割の食事からの摂取を制限しただけでコレステロール値が下るのだろうか?
やってみないとわからないよね・・・ととりあえず次回の検査までの3ヶ月間、脂質制限に突入しました。
最後の2週間は脂質制限を徹底して、鶏むね肉と野菜とご飯と豆製品で生きていました。
食事療法をしたら本当にLDLコレステロール値が激減した
検査の日まではとにかく食事療法を頑張ってみました。
ふわふわケーキもパフェも食べない。食べたらやめられないチョコもお菓子も我慢した。唐揚げだってもう忘れた。
検査当日、これでだめだったら何やってもだめだ~!という思いでした。
検査の後内診に呼ばれて入ると、主治医の顔が明るい。
検査結果を見ると、LDLコレステロール値が4割以上下がっていました。
嘘でしょ?!と思うくらい下がっていました。
食事からのコレステロールの摂取は全体の2割しかならないのに、食事療法でこんなに下るのか?と検査結果を凝視してしまいました。
反対に考えると、今までどれだけ脂質を食べていたのか・・・・。