
3DCGを作る
Blenderという3DCGソフトがある。
基本は無料で使える。
有料アドオンを入れ機能拡張できるが、無料アドオンだけでも十分な機能がある。
有名な3DCGソフトを使わなくても、3DCGを作れる。
平面の2Dドット(点)の集合で描かれる。
立体の3DCGを組み立てて作成する。
分かりやすく言えば、折り紙のようなものだ。
一枚の折り紙を折ると、いろんな面が出来上がる。その面全体で一つの折り紙の立体になる。
このような面を使い、3DCGで立体画像を作り上げるわけだ。
上部の画像は、そのBlenderソフトでドールハウス・カフェを作った映像である。
3DCGのカフェ内部
カフェの内部も作った。
業務用オーブンに冷蔵庫。食洗器やガラスケースも作る。
もちろんカウンター下の扉も開く。
この画像は、天井のガラス窓からの映像だ。(ガラスによる反射も見える)

この画像にドリップやコップなどを置き、ライトをもっと設定すれば、綺麗なカフェに見えるだろう。
(ドリップ用品はもう別途作ったが、ライトの作成中で手が止まってしまった)
おそらくガラスケースに、パンなどを置けばもっとカフェらしくなるだろう。
3DCGは難しい。
平面の2DCGは、透明のフィルムのようなレイヤーを重ねて描いていく。
昔のセル画と同じ。
人物を描くならば、このレイヤーには髪。このレイヤーには瞳。こっちには肌。
それを全部表示すれば人の姿になる。
レイヤーの重ね方によって効果が変わるので、そのあたりは勉強が必要だ。
しかし、基本的にはお絵かき。
ところが、立体の3DCGはずっと難しい。
3DCGで立体画像を作るには、お絵かきではなく、粘土細工に近い。
折り紙のように面を積み上げていく。
絵心はあまり要らない。
平面のCGから立体のCGを作れるまでは、かなり時間がかかる。
別ものと思った方がいい。
エフェクト(キラキラの光など)や立体を動かしたり、炎や水を作ろうとすると、物理的演算が必要になる。
金属の質感、布の質感もそれなりの設定が要る。
つまり、3DCG作成ができるようになるまで、自分はかなり時間がかかった。
おまけに奥が深い。
隙間時間しか練習できず、コツコツとやって来た。
それでようやく画像のようなものが作れるようになった。
なんとなくこういう作り方をするのだろうと、見えてくる。
ただ一つ一つの技術は、別に覚えなくてはいけない。
CGとAI
CGとAIの関係を考える。
CGの練習をしてきた時間に、AIは急速に発展した。
AIができなかったことができるようになり、その能力は加速する。
素人どころか、プロの人が精魂込めて作り上げるものを、AIは一瞬で作ってしまう。
プロが、いや素人でも、誰かが作り上げたものを、AIはそれを学習してしまう。
人が作れば作るほど、学習する。
まるでAIを学習させるために、人が作成するかのようだ。
リアルなものを作ろうとするほど、AIの方がリアルになる。
流行りものを作りたければ、情報を集められるAIが収集して排出する。
たしかに、AIの作る人物画像などはまだ不自然だ。
CGで作ると、無機物はかなりリアルだが、有機物についてはどこか違う。
おそらく、細かい凹凸やしわなどが作られていないからだろう。今は。
そのうち、AIで有機物CGでもきっと細かい設定をするようになれば、もっと自然な画像になるに違いない。
描くことが好きな人が、AIの力を見ると、どう思うだろう。
能力的にも、時間的にも、AIが人を越えていく。
凡人の能力では、AIが一瞬で作ってしまうものに打ち負かされるだろう。
いや、凡人が作るものですら、AIは学習してのみ込んでいくだろう。
プロなら、生成AIに勝てるのだろうか。
そのプロの技術やセンス傾向をAIが学習してしまうと、プロは常に新しいセンスを作り続けなければいけないのかもしれない。
細かい部分をこだわりたい場合は、人の作業でないとできない。
たとえば、物のここはこうしたい。人の顔のここはこうしたい、などだ。
けれど、それは作り手のこだわりだ。
単に作る側がこだわっている。
けれど、見る側の方はそれほどこだわっているだろうか。
影の作り方、ぼかし方、AIがどんどん進化し上達していく。
今は、細部の修正で人の作業が要る。
けれど、それすらもAIが学習してしまったら。
生成で手がおかしな画像を作ると言うが、いつかそれも学習するかもしれない。
リアルをAIが学習してしまったら。
自分は楽しみでやっていても、呆然とする。
仕事でやっている人はどんな思いで、この生成AIの上達を眺めているのだろう。
CG草野球を練習していたら、
AIというメジャーリーガーが力を見せつけ、その力をまだ発展させていく風景だけが広がったのかもしれない。
CGプロ野球をしている人は、
このAIというメジャーリーガーをどう見ているのだろう。
AIメジャーリーガーと野球を競り合うのではなくて、
AIメジャーリーガーをメンテナンスする側に人は回るのだろうか。
凄い時代になった。


