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商売繁盛で笹もってこい
関西では、十日戎(とおかえびす)の日には商売繁盛のために笹を購入する行事があります。
「商売繁盛で笹もってこい」というキャッチフレーズは、
笹持って来たら商売繁昌させてあげるよ、
商売繁盛したら、お礼参りで来年にまた笹をもっておいで、
という意味です。
この笹のことを「福笹」と言います
福笹には、お札や鯛や小判などの縁起物が付けられています。
竹は力強く真っ直ぐに伸びるため、その竹のように商売も困難に負けずに商売繁盛にする願いを込めて、福笹が用いられています。
福笹は南か東向きで高い位置に飾ります。
十日戎(とおかえびす)の行事は、関西を中心に西日本で多く行われています。
福の神
恵比寿様は漁業の神として、
大黒様は豊作の神として、
招福の信仰を集め、古くから民間信仰の対象となりました。
恵比寿様は釣り竿を持っており、日本古来の神様。
大黒様は袋を持っており、もとはインドの神様。
今では、大黒様と恵比寿様は二人合わせて、商売繁盛の商い神としてまとめて信仰されています。