甘み中毒という砂糖依存症
甘いものが好きですか?
太るから甘いものを控えたいけれど、食べるのをやめられない。
実は、砂糖は常習性薬物に匹敵するくらいの強い依存性があります。
砂糖を摂取すると、ドーパミンなどの脳内神経伝達物質が脳の中で分泌されます。
疲労やストレスで甘いものが食べたくなり、砂糖を摂取すると幸福感・恍惚感を得るようになります。
それを繰り返すと、快感を得るために甘いものが欲しくてたまらなくなっていくのです。
これを甘み中毒、つまり砂糖依存症と言います。
摂取すると、快感を得ます。
常食するようになると、やめられなくなります。
常食すると摂取量が増大していきます。
摂取を止めると禁断症状が出ます。
摂取欲望と摂取回帰の行動が出てきます。
グルコース(ブドウ糖)は脳のエネルギー源です。
しかし砂糖の過剰摂取は、ガン・心臓病・糖尿病・肥満・神経症状などを招くのです。
砂糖の過剰摂取の弊害が分かっても、すでに砂糖漬けになり、砂糖依存症のため、甘いものがやめられません。
控えたほうがいいのは誰でも分かっているけれど、やめられないのです。
それが甘み中毒なのです。
甘み中毒の禁断症状
疲れたりストレスを感じたりしたとき、甘いものが食べたくなる。
甘いものを食べるとスッキリする。
こういった状態になっていませんか。
もし甘いものを食べるのをやめてしまうと、次のような症状が現れます。
甘み中毒の禁断症状としては、
甘いものが食べたくて仕方がなくなる
頭の中はいつも甘いものでいっぱいになる
イライラする
といった症状が出てきます。
ひどくなると、
頭痛がする
手が震える
という人もいます。
しかし、実は砂糖を摂りすぎている場合、
疲労感が出る
情緒不安定になる
肌荒れする
老化が早まる
と言われています。
暇な時間こそ気をつけろ
疲れたとき、ストレスがあるとき、暇なとき、ついついお菓子を食べる。
至福の時間なのですが、気がつけばお菓子を食べすぎていませんか。
仕事や趣味、スポーツなどなにかに没頭しているときは、甘いものへあまり意識が向きません。
しかし、ゆっくりできる時間ができると甘いものへの欲望が出てきす。
心身を休める時間というものは必要です。
しかし実は、甘み中毒、つまり砂糖依存性には、暇な時間が大敵なのです。
一服して座ると、甘いものが食べたくて仕方がなくなる。
考えないようにしようとしても、ひたすら頭の中に食べたいものが浮かんでくる。
食べたい、食べたい。そればかり考える。
この暇なひと息タイムに、いかに甘いものを我慢できるか。
この誘惑に勝つためには、
まず暇な時間にお腹を空かせない。
甘いものを欲しくなる気持ちを紛らわす事(趣味など)をする。
糖質の少ないものを食べることでごまかす。
これを組み合わせて、砂糖断ちをした後の渇望時期を乗り越えましょう。
やがて、甘いものへの欲求は少しずつ弱まってきます。
欲望に負けて甘いものを食べてしまうと、いつまで経っても禁断症状に苦しめられることになります。
個人的には、甘いものを欲しくなる気持ちを紛らわす事をするのが一番効果的な気がします。
趣味がない人は軽い散歩でもいいでしょう。