脂質制限は意外と買い食いしやすい
糖質制限と脂質制限の両方を経験した結果、外食に関しては脂質制限のほうが選択肢は多い気がします。
脂質制限では油っぽいものを避ければ、お惣菜もお弁当もおにぎりも食べられるからです。
唐揚げやコロッケの代わりに、焼き鳥や団子を選ぶ。
とんかつ弁当の代わりに、しょうが焼き弁当(脂部分は除きましょう)や魚などの和風弁当を選ぶ。
揚げ物のお惣菜を避けて、煮物や焼き物や和え物などのお惣菜を買う。
おにぎりや巻きずしなども買えます。
お菓子も脂質のないものを選び、たくさんでなければ食べても良いとRAP食には書いてありました。
和菓子系やゼリー系が食べられるので、選べばデザートも食べることができます。
つまり脂質制限中に外食や買い食いをするときは、脂質の少ない方を選ぶという選択をすれば良いことになります。
「制限」という言葉を聞くと、ゼロ(全く摂取しない)と誤解する人もいるかも知れませんが、制限というのは「減らす」と同語であると考えると良いでしょう。
脂質制限では、脂質を減らす、つまり脂質の少ない物を「選んで食べる」。これが基本になります。
本当は動物性脂やトランス脂肪酸などをゼロにしたほうが良いのでしょうか、現代社会のなかでゼロにするのは難しいです。
それならば、摂取総量を減らすことを目的とすればよいのです。
外食は糖質制限と脂質制限のどちらが楽?
外食等については、経験上ですが脂質制限のほうが圧倒的に楽でした。
メニューを「選び」さえすれば、お弁当も定食も普通に選べ、持ち運びできるおにぎりも簡単にどこでも変えるからです。
炭水化物を摂ることができるので、間食等をしなくても次の食事時間まで空腹感と戦わなくても済みます。
人との食事も普通にできます。
脂質制限に比べて糖質制限は外食等がやりにくい食事療法でした。
糖質制限では一日の摂取糖質量の上限があります。
(摂取糖質量は糖質制限のレベルによって異なります。)
糖質制限で一番気にしなければいけないことは、炭水化物類の量です。
糖質制限では糖質を減らさなければならないのですが、外食時に低糖質物を選ぶことがなかなか難しいのです。
外食や買い食い時に、お米やパンを食べてしまうとあっという間に1日の上限に近づいてしまいます。
おかずだけ食べるとか、高い低糖質メニユーのある店を探すなど、いろいろ面倒なことが出てきます。
お弁当を買うとご飯が半分以上入っています。
定食を頼むとご飯が付いてきます。
残したり、わざと減らしたりする手間をかけることをしなければ、糖質の摂取量は増えてしまうのです。
こんな事をしていると外食も楽しくなってきますし、つきあい上の食事もしにくくなります。
そのため、外食時だけは糖質制限を解除する場合が多いのです。
また糖質制限でおかずだけを多めに買って食べていても、すぐに空腹感が出てきます。
次の食事時間まで持ちません。そのため間食が必要になります。
しかし外出中に間食ができないことがあります。
このように糖質制限は、自炊のほうがコントロールしやすい食事法なのです。
そのため糖質制限中は、外出時には不自由でした。
脂質制限に変えてから、外出時に選べば不自由しないということに気が付きました。
メニューに種類のある店を選べば、普通に外食できるのです。
脂質制限では、果物も食べられます。
寿司も食べられます。
暑い日にはかき氷も食べられます。
糖質制限で控えていたものが、食べられるようになりました。
日常の生活のリズムの中で、無理なく食事ができるようになり、楽になったと感じました。
脂質制限でも緩やかなダイエット効果があります。
そのため糖質制限をやめて脂質制限に切り替えて糖質を摂り始めても、体重のリバンウドはしませんでした。