脂質異常症には食物繊維
食物繊維をたくさん摂ると、血液中のコレステロールを減らすとされています。
特に、水溶性食物繊維にはコレステロールの吸収を抑制し、コレステロールから作られた胆汁酸を便へ排泄する働きがあります。
血液検査での(LDL)コレステロール値が高かったので、これはもう食物繊維を摂るしかない!と思い、野菜・海藻類・こんにゃくなどを食生活でたっぷり摂りました。
脂質異常症の治療として、投薬治療よりまず食事療法が先でしょう。
まず、口から食べるコレステロール量を減らす。肉の脂肪を取り除く。
肉の脂をこまめに取り除いて、調理油をつかない食事を作る。
つまり、コレステロールの摂取量を減らす。
これで大丈夫かな・・・。
次の検査で引っかからないかな。
血液検査の結果が下がるかな。
コレステロールの摂取量を減らす以外にできることといえば、あとは、体内でのコレステロールの吸収を抑え、体外に出すことかも。
よし、頑張って食物繊維を摂ろう。
とくに水溶性食物繊維を。
難消化性デキストリン
血中コレステロールを下げたくて、水溶性食物繊維を意識して摂るようにしました。
海藻食べてこんにゃく食べて。
安く作れるので、こんにゃく料理を駆使して作りまくる。
だんだん飽きてきた頃、難消化性デキストリンというものを知りました。
難消化性デキストリンは、消化しにくい水溶性食物繊維の一種です。
天然のデンプンから作られています。安全性が高いと言われています。
食事のときに難消化性デキストリンを一緒に摂ると、食事後の血糖値上昇を抑える。
コレステロールの吸収を抑え体外排出を促すだけでなく、血糖値上昇にも効くのか。
これは使ってみよう。
難消化性デキストリンは水分をたっぷりとりましょう
難消化性デキストリンは水溶性食物繊維なので、使うときは何かに溶かします。
例えば、水に入れる、お茶に入れる。
食事にかける。味噌汁に入れる。ヨーグルトに混ぜる。
無味無臭なので何にでも使えます。
さらさらっと入れるだけで使えます。
食物繊維なので便秘に効きます、と書いてあります。
食物繊維なので食後の血糖値上昇の予防にもなると言われます。
手軽なので簡単に使え、持ち運びにも困りません。
しかし、難消化性デキストリンには一つ問題があります。
難消化性デキストリンを摂るときには、水分をたっぷりと摂らなければなりません。
食物繊維が水分を吸収してしまうので、水分が足りずにむしろ便秘してしまうことがあるからです。
野菜や海草類を食べるときには食品に含まれる水分がありますが、食物繊維そのものを摂るときには別途水分を多く摂らなければなりません。
水の入ったコップに難消化性デキストリンを溶かして飲めば大丈夫かな~と思っていたのですが、考えが甘かった。
コップ一杯くらいの水分では足りませんでした。
野菜を食べているときはあまり便秘しませんでしたが、難消化性デキストリンは便秘をしてしまいました。
難消化性デキストリンを使う場合は、かなり水分を摂らなければいけないことを感じました。
溶けやすくて使い勝手は良いのですが、難消化性デキストリンで食物繊維を補う場合、とにかくたくさん水を摂りましょう。