糖質制限の成功の鍵は、代替品の嗜好品を見つけること
糖質制限ダイエットを始めて最初の頃は「いきなり嗜好品をやめない」。
そして、前回(マンガTosakura221. 甘いものは糖と脂肪の塊だ)でも書きましたが、糖質量積算ゲームをすることから始まります。
糖質制限ダイエットを始めると、好きなものを無理やりやめようとしてしまいがちです。
しかし、実は嗜好品こそやめにくいのです。
ではどうするか?
嗜好品を置き換えていきます。
糖質摂取量を積算していくゲームを始めたわけですから、食べたい種類の中で低糖質のものを探して食べるのです。
糖質が少ないものへ置き換えていきます。
置き換えてみると、まずいものもあるでしょう。
食べてみると、意外と美味しいものもあるでしょう。
自分の嗜好に合う低糖質の嗜好品に置き換えていきましょう。
自分にとって置き換えられるものが見つかれば、いきなり離脱症状が出てきて「食べたい!」と思った時にそれを食べましょう。
代替品が見つかれば、嗜好品は食べても大丈夫なのです。
食品の糖質量を把握し、糖質量積算ゲームを始め、その中で糖質量を計算しながら選んで食べ始める。
選んで食べる、これができれば糖質制限の成功は近づきます。
探して選んで試しているうちに時間は経過します。
実は、この代替え品を探す期間が成功への重要な鍵になります。
砂糖依存の離脱症状から抜け出せる
砂糖依存(甘み中毒)に陥っている人にとって、糖質制限を始めるといきなり離脱症状がやってきます。
食べたい、食べたい、食べたい。
人は依存には弱い生き物です。
食べたいのにいきなりやめると挫折しがちです。
そこで発想の転換をしましょう。
やめるのではなくて食べられるものを探して食べよう、と。
糖質制限は甘いものをやめるのではなくて、1日の糖質摂取量を一定以下に制限することなのです。
甘いものは糖質過多のものが多いのですが、低糖質のおやつも今はたくさんあります。
だから、糖質量が少ない嗜好品を食べても大丈夫です。
ただし嗜好品なので、自分に合うものを探しましょう。
人がこれで良かったと言っても、自分がまずいと思えば食べられません。
正直言って、なぜこれが商品化したのかという味のものもありました。
また、商品開発がすごいと思うくらいハマった味のものもありました。
糖質量が少なくて、自分が気に入る物を食べて探すしかありません。
しかし、この探すという作業が大事なのです。
あれこれ探しているうちに、時間が過ぎていきます。
探せば探すほど時間がかかります。
この期間が、実は砂糖依存の離脱症状から抜け出せるリハビリ期間になるのです。
糖質制限を始めると、甘いものが食べたくて仕方がないという砂糖依存の離脱症状が強く出てくる時期が出てきます。
その時期に、低糖質の甘いものを探し回って食べるのです。
代替品になりそうなものは食べて大丈夫です。
低糖質で気に入ったものがあれば、強烈な食べたい欲求が出てきたときは食べましょう。
甘いものをやめるのではなくて、糖質の少ない甘いものを食べる。
たくさん食べたくなるときは、咀嚼しなければならない食べ方をします。(「マンガTosakura222. 砂糖依存から抜け出す」を参照)
咀嚼できる食べ方は満腹感が出て、満足感は得られやすいです。
糖質量をゆっくり減らす。これを自分は減薬ならぬ減糖とよんでいます。
最初は強い離脱症状だったのが、やがて落ち着いてくる時期がやってきます。
甘み依存から抜け出すことは、一定の期間が必要です。
低糖質の代替品を探す期間は、実はこのための期間なのです。
そして減糖生活を送っていると、やがて甘みに対して鈍っていた味覚が変化していきます。