糖質制限と脂質制限、痩せるのはどっち

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Tosakura
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糖質制限のメリット・デメリット

糖質制限は糖質(主に炭水化物)の摂取量を減らす食事改善法です。

自分が感じたメリットとデメリットを書きます。

メリットとしては、

真面目に行えば痩せる。(すぐには効果が出ないので、しばらくは食事療法に耐える必要あり)

食後の眠気が出なくなる。

糖質オフの食品が売っているので、手に入りやすい。

甘み中毒(砂糖中毒)への離脱機会が持てる。

デメリットとしては、

主食があまり食べられない。

便秘や倦怠感が出ることがある。

お金がかかる。

手間もかかる。(炭水化物をへらす分、おかず食いをしなければならない)

ケトン体によるケトン臭が出ることがある。

甘みへの欲望と戦う必要がある。

店頭で買えないものが出てくる。

リバウンドしやすい。

糖質制限を実践した感想

実際に、糖質制限という食事療法をガッツリ行った経験の中で感じたことは、

途中で挫折しなければ、ダイエット効果が出やすい、ということと、

糖質制限は一定期間ならしても良いが、終生続けられる食事療法ではない、ということでした。

糖質制限は「自分が食べる食品の糖質量を減らす」だけで痩せられる食事療法です。

特に炭水化物(ご飯やパン、麺類)をたくさん食べる人や、甘いものが好きな人には、特に効果が出やすいです。

最初は効果が見えにくいですが、開始数週間から1ヶ月くらい経過すると体重が減っていくのを実感しました。

真面目に実践できれば、「細いウエストと足」を手に入れることも可能です。

ただ、炭水化物や甘いものが好きな人にとっては(こういう人は糖質制限の効果が出やすい人)、糖質制限はかなり辛い食事療法です。

好きなものを減らすわけですから、効果が出やすいけれど、食べたい欲望との戦いがかなり辛い。

つまり、糖質制限の効果が出やすい人ほど、糖質制限を実践するとかなり辛い。

反対に言えば、糖質制限を実践するとかなり辛くなる糖質好きな人ほど、糖質制限の効果が出やすいのです。

炭水化物も甘いものもあまり食べない人、脂質の多いおかず食いの人にとっては、糖質制限の効果はあまりないかもしれません。

(もともと糖質をあまり取っていないため)

また実践してみて、糖質制限は「期間限定で実践」する食事療法に思えました。

糖質過多で太ってしまった人が、糖質制限のダイエット効果が出るほど痩せようとすると、かなり摂取糖質量を制限しなければなりません。

ご飯の量をすこし減らしたただけでは痩せません。

お菓子の袋の最後の1個を残しただけで痩せたりしません。

糖質過多の人にとって、ある程度がっつり糖質を制限しないと、ダイエット効果は目に見える形でやって来ません。

ダイエットを続ける一番のモチベーションは、効果が見える(つまり体重が減る、痩せるのを実感する)ことです。

効果があまり見えないと、結局ダイエットを止めてしまいます。

摂取糖質量をかなり制限する食生活は不自然です。

食事はタンパク質、脂質、炭水化物、食物繊維などバランスよく食べることを推奨されています。

ダイエット効果が見えるほど摂取糖質量を制限する食生活は、一定期間ならしても良いが、終生続けられる食事療法ではないと感じました。

「一定期間」と書いたもう一つ理由は、糖質制限は費用がかかるからです。

炭水化物は貧乏人の味方、と言われますが、減らした糖質の代わりにおかずを食べることになり、おかずを準備する手間も費用も余計に必要になります。

また、低糖質の市販品は割高です。

糖質制限では、気軽に焼き飯、気軽にうどん、というわけにはいきません。

糖質制限を続けていると、炭水化物はお手軽で安価、と実感することになります。

糖質制限の一番のデメリットは

糖質制限を実践してみて一番デメリットに感じたことは、

「買い物に支障が出る」ということでした。

外出先で、ちょっとおにぎりを買って食べる、お弁当を買う、サンドイッチを買って食べる、ということができません。

スーパーに買い物に出かけても、買えないコーナーが多発します。

ちょっと糖質オフくらいならば問題ありませんが、痩せるほど糖質制限を実践すると、上の2つが大きな問題になりました。

手軽に短時間で食べられる者には炭水化物がいっぱいあるのです。

昼に時間がない時、手軽なもので何を買えばよいのか悩みました。

自宅ではもともとのご飯の量を減らして食べればよいですが、お弁当に入っているご飯を残すのはもったいなくてできませんし、結構お弁当のご飯量は多いです。

時間がないのに、何を買えばよいのか。

昼にたくさん炭水化物を取ってしまうと夜の分がかなり減ることになる、と悩み始め苦痛でした。

糖質を避けようとすると、スーパーではパンコーナー・お菓子やおかきコーナー・お弁当コーナー、焼きそば類の惣菜などに近づけないのです。

果物コーナーも低糖質のものしか選択肢に入りません。

野菜コーナーを歩いて、豆腐やちくわを見て、お肉や魚コーナーを見て、炭水化物のないお惣菜を見て、それで終わってしまいます。

店の半分くらいのコーナーを歩けない。

歩いても良いが、食べたくなるので近づかない。禁止コーナーがどんどんできていく。

買い物がつまらなくなって苦痛でした。

お寿司も買えません。

回転寿司もお腹いっぱい食べられません。

お寿司食べたいのに、お寿司は炭水化物がいっぱいの食品です。

日本人なのにお寿司を止めるのか。(いやだ)

世の中にこんなにものが売っているのに買えない。

食べるのを我慢する以上に、まず買えないものが多すぎる。

買い物が面倒に思うだけで楽しくもなんともない。

買えないものが多いのに、高く付くのでエンゲル係数だけが上がってしまう。

お財布にも優しくない。

自分がこの「買い物に支障が出る」ことが苦痛で、ダイエットが完了したらその時点で糖質制限を止めようと考えていました。

期間限定にしなければ糖質制限を続けることはできませんでした。

脂質制限のメリット・デメリット

脂質制限は「自分が食べる食品の脂質量を減らす」食事療法です。

脂質制限のメリットとしては、

炭水化物(ご飯やパン、麺などの糖質を含む食品)を我慢しなくて良い。

脂質はカロリーが高いので、脂質を減らすとカロリーを抑えやすい。

肉類、乳製品などの動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸の摂取量を減らすことができる。

緩やかに体重減少が期待できる。(緩やかなのでリバンウンドしにくい)

費用がかからずに実践できる。

甘みを適度に取ることができる。

デメリットとしては、

肉類の脂や皮を除去するのが面倒である。

揚げ物があまり食べられない。(調理法を気にしなければならない)

糖質制限よりもゆっくりしか痩せない。

脂質制限を実践した感想

脂質制限食を実践した感想としては、

まず、肉や乳製品など脂質を減らすことで、コレステロール値が低下したことです。

糖質制限では体重が落ちても、コレステロール値は全く下がりませんでした。

脂質制限をきちんと実践すると、コレステロール値が下がったのです。

自分の高脂血症は食事原因だったのだなと思いました。

次に、ダイエットのリバンウンドがほとんどないことです。

脂質制限は糖質制限ほど急激に痩せません。

短期間にダイエットしたい人は、糖質制限のほうが痩せやすいです。

しかし、脂質制限はゆっくり痩せるし、そして痩せるというより太りにくいという感じがします。

「糖質+脂質」の同時大量摂取を止める。

糖質か脂質のどちらかをオフにすると、リバウンドしにくくなります。

そして、続けていて辛くないので継続可能でした。

自分が糖質好きだったので、脂質を減らすことに慣れることができました。

(脂質好きで糖質を取らない人は糖質制限のほうが続けやすいかもしれません。)

また、糖質制限より脂質制限のほうが食べられる食品の制限が減りました。

炭水化物が取れるので、食事が楽になります。

ご飯もパンもうどんも蕎麦も食事のメニューに戻ってきました。

焼きそばもパスタも、素材の脂を除去したり減らせば、普通に調理します。

マヨネーズは脂質の少ないものを選択します。

ちくわも脂質が少ないので問題なし。

不飽和脂肪酸の食品は、気にせず摂取します。

調理法は揚げ物を焼き物などに変えなければなりませんが、とんかつや唐揚げや天ぷらを食べたいときは焼きました。(少しオイルを振りかけるとなお食べやすい)

下味やソースは変えないので、少しあっさり目の味になりますが、やがて慣れます。

お菓子も和菓子などの脂質の少ないものを選べば、甘みを完絶ちしなくて済みます。

パンも脂質の少ないものを選べば、完絶ちしなくて済みます。

脂質制限の一番のメリットは

脂質制限を実践してみて一番のメリットは、コレステロール値の低下でしたが、糖質制限と比べて以外にメリットがありました。

肉類の脂や皮を除去するのが時々面倒になりますが、コレステロール値のためにと思うとこの手間だけは続けています。

そして、糖質制限より脂質制限の方が安価に実践できる。

安い炭水化物が取れるので、お財布に優しいです。

肉類もロースを買わずに安い赤みを買います。

鶏胸肉の方が鶏もも肉より安いですから、時々は取り入れましょう。

細切れは赤みの多いものを選んで脂身を除去するだけです。

低脂肪ヨーグルトは別に高くありません。

低脂肪乳は若干安いですが不味いので、普通の牛乳を使います。(取りすぎないようにしました。)

脂質制限の前に糖質制限を実践していたので、お財布への優しさ加減が違いました。

脂質制限のほうが糖質制限より安価でした。

安価=続けやすい、ということです。

そして、糖質制限で感じていた「買い物の不便さ」を脂質制限ではあまり感じません。

お手軽におにぎりもお弁当もサンドイッチも手軽に買えます。(お弁当は脂質が少なめのおかずを選びます)

揚げ物コーナー以外は、スーパーのどのコーナーでも買い物ができます。

糖質制限に比べて買い物で立入禁止コーナーがないので、買い物が楽になりました。

栄養成分表の脂質量だけをチェックして、どのコーナーでも食品を選ぶことができます。

ただ揚げ物だけはだめです。

揚げ物がすごく好きな人にとって脂質制限は辛いかもしれません。

糖質制限に比べて禁止コーナーが少ないので、揚げ物コーナーは諦めました。

お弁当に少し入っている揚げ物で我慢です。

そして脂質制限ではお寿司が食べられます。

刺し身と炭水化物のセットですから、食べる量を気にしなくて食べられます。(魚は魚卵やカニ味噌を食べすぎなければ大丈夫)

揚げ物(脂質)を取るか、寿司(糖質)を取るか。

やっぱり寿司(糖質)を食べよう。

糖質制限と脂質制限、痩せるのはどっち

糖質制限も脂質制限もきちんとやれば、どちらでも体重が落ちました。

糖質制限の方が痩せやすく、脂質制限はゆっくり痩せます。

効果が出やすい方法としては、過剰に摂取している方を減らす。

糖質過多の人は糖質制限をすると痩せやすく

脂質過多の人は脂質を減らすと痩せやすい。

炭水化物が好きな人は糖質制限をすると効果が出やすい。

おかず食いの人は脂質制限をすると効果が出やすい。

食べすぎているものを減らせば、効果が出やすい、と感じました。

ただ「食べすぎている=好き=食べたい」という構図ですから、

食べすぎているものを制限する食事療法は、好きなものを制限することになり、欲望との戦いになります。

そのため効果が出やすい方を制限すると、精神的には辛いと思います。

自分の場合は実践してみてわかったのですが、炭水化物が好きなのです。

そのため、糖質制限は慣れるまでかなり辛く、ダイエット期間限定でしかできませんでした。

脂質制限では炭水化物を制限する必要がないため、炭水化物が好きな自分にとっては続けやすい食事療法でした。

体重の減り方は、糖質制限と脂質制限ではどうだったのかというと、

自分の場合は、糖質制限の体重減少は割りと急で、脂質制限の体重減少は緩やかでした。

体重を落とす期間の長さが違うだけで、結局は糖質制限も脂質制限もきちんとやれば、どちらでも痩せました。

自分は、糖質も過多で、脂質も過多だったのです。

菓子パンも洋菓子好きだったので、それは「糖質+脂質」の塊。

ただ、自分は炭水化物が好きなので、糖質を制限するより脂質を制限する方法のほうが苦痛なく続けられたと感じました。

そのため、今も脂質を減らした食事療法を継続することができています。

糖質制限のほうが早く痩せやすいけれど、炭水化物好きな人にとっては持続的に実践することができませんでした。

自分が炭水化物好きと分かった時点で、糖質制限ダイエットを期間限定にしました。

ゴールが見えているからそれまでは我慢。

後に、炭水化物をフリーにした代わりに、脂質を制限しました。

もしダイエットをする場合、脂質が大好きな人は糖質制限のほうが楽かもしれません。

糖質制限のほうが早く効果も出ます。好きな脂質も減らさなくて済みます。

ただダイエットではなく、高脂血症がある人は、脂質過多はいけません。

低脂質のあっさりした食事に慣れるまでは、脂質制限にしばらく七転八倒するかもしれません。

しかし、慣れます。

舌が慣れれば、そのうち脂っこいものがたくさん要らなくなります。

次回は食事療法の最終回として、自分なりの食事療法のポイントを書いてみます。

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