甘み中毒にはビタミンCって本当?

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甘いものが欲しいはビタミン不足のサイン?

人はビタミンCを体内で合成できません。

甘いものが食べたいという欲求が出るとき、実は体が本当に欲しているものはビタミンCである、という説があります。

「大昔、人類は甘い果物を食べてビタミンCを摂取していた。
そのため、ビタミンCが不足して摂りたくなると、甘いもの(本来は果物)を欲しがる。」

つまり、体内のビタミンCが不足すると甘いものを食べたくなる、ということ?
本当だろうか。
これを裏返せば、甘いものが食べたくなったらビタミンCを摂れば、甘い物欲求は収まる?

ビタミン類と砂糖欲求の関係はあるのでしょうか。
砂糖を摂るとビタミンB群を消費する。ビタミンが不足すると疲労感が出る。・・・ここまでは出てくる。
しかし、ビタミンC不足→砂糖渇望感については、自分が調べて資料が見つかりませんでした。

ただ、「ヒト」は体内でビタミンC(L-アスコルビン酸)が合成できません。

哺乳動物のすべてがビタミンCを合成できないのではなく、イヌやネコ、マウスはビタミンCを合成できます。
それに対して、ヒト、サル、モルモットなどはビタミンCを合成できないのです。

そういえば、昔大航海時代に船乗りたちが新鮮な野菜や果物が食べられなくて壊血病に罹った、という話を読んだことがあります。
これはビタミンC不足が原因でした。

ビタミンCを合成できなくなった動物種とできる動物種があります。
サル、類人猿、ヒト(真猿亜目の属)はビタミンCを合成できなくなった。
しかし同じ齧歯目なのに、マウスはビタミンCを合成できるけれど、モルモットはビタミンCを合成できない。
霊長類(ヒト)やテンジクネズミ(モルモット)がなぜビタミンCの合成機能を失ったのか、不思議です。

ヒトは進化の過程で、遺伝子変異によりビタミンCを合成できる機能が失われたとされています。
脳の肥大化で多くのブドウ糖が必要となったためとか、
果物を摂取できる環境であったため合成が必要でなくなったとか、
いろいろな説が述べられています。

この説の真偽の程はわからないけれど、ビタミンCには抗酸化作用があるため積極的に摂ったほうがいいといわれています。
また、ビタミンCは多めに摂取しても水溶性ビタミンだから必要以上は尿で排出され、副作用をあまり心配しなくても良いと聞いたことがあります。
過剰摂取の副作用も読んだりしますが、現代人はビタミンCが不足がちなため、ビタミンCを摂りましょうという話が多いのです。

自分にビタミンCが足りているか?と振り返ると、野菜は食べるけれど果物は時々しか食べません。

ビタミンを摂ると離脱症状は楽になる?

ということで甘いものがいきなり食べたくなったとき、ビタミンCを摂ってみました。
砂糖中毒の離脱症状を紛らわせる事ができるのでしょうか。

甘いものが食べたーい!と渇望感が出てきたとき、摂った方法は

ビタミンのサプリを摂る。
レモン果汁を入れた炭酸を飲む。
ビタミンCたっぷりの飴をなめる。

これらを試してみました。

まず、ビタミンCのサプリを飲む方法。
ビタミンC単独のものもあれば、複合ビタミンのサプリもあります。
ビタミン系のサプリはすごく安いので、購入に負担感はありません。
ごくと飲んでも、すぐには効果についてよくわからない。
口内炎にはビタミンと聞いたことがありますが、甘いものが食べたくなる欲求はすぐには収まりませんでした。
ただし、甘みへの渇望感は悪化しませんでした。

次は、レモン果汁を入れた炭酸水。
炭酸水を飲むとお腹が膨れるので、糖質制限中の空腹感には効きます。
食事と食事の間にお腹が空くと余計に甘いものが食べたくなるので、炭酸水でお腹が膨れると甘いものへの渇望感は和らぎます。
しかしレモン果汁を入れなくてもお腹が膨れます。
空腹感から甘いものへの渇望感が薄れるのか、レモン果汁のビタミンから甘いものへの渇望感が薄れるのか、どちらなのかが分かりませんでした。
ただレモン果汁を入れた炭酸水を飲むと、「結果的には」甘いものへの渇望感は減りました。

レモン果汁を入れた炭酸水を飲む方法は、甘いものが食べたくなる離脱症状への対策に使えました。
また糖質制限ダイエットのときの空腹感対策にも使えました。

次は、ビタミンCたっぷりの飴。
飴は甘いです。ビタミン含有量もかなり多いです。
そのうえ、飴を舐めて溶けるまでに時間がかかります。
ビタミンCたっぷりの甘い味のする飴をゆっくり舐める。
この方法は、甘いものへの渇望感が一番ましになりました。
これは、飴に甘さがあるからか、それともビタミンが多いからか。

他のビタミンが入っていない普通の飴を舐めてみました。
甘いものが欲しいー!と思った時に。
普通の1個を舐め終わっても、もう一つ欲しくなりました。
何個も舐めていたらようやく渇望感は薄れました。
それに対してビタミンCの飴は1個で、渇望感が薄れました。

なぜなのでしょう。
普通の飴のほうが甘いから美味しいから、もっと欲しくなるのでしょうか。
ビタミンたっぷりの飴は、甘みが少ないからもう要らなくなるのでしょうか。
それともビタミンCがたくさん入っているからでしょうか。

しかし、甘いものが食べたい~と叫びたくなるとき、ビタミンCたっぷりの飴を舐めるとなんとかやり過ごすことができたのも事実です。

ご飯食べてお腹が膨れているのに、甘いものが食べたいと思うとき、
疲れて甘いものが食べたくなったとき、
ビタミンC入りの飴をとりあえず舐めてみる。
甘いものへの渇望感が薄れることが多かったです。
飴は持ち運びも便利で、日持ちもします。

糖質制限で一番おすすめする果物はキウイ


体内のビタミンCが不足すると甘いものを食べたくなるという理論が本当であれば、果物を摂るのが一番合っているのかもしれません。

しかし、果物は種類によっては糖質量が多いし、日持ちがしません。

おすすめする果物は、キウイです。
キウイは糖質が少なくてビタミンCが多い果物です。
追熟程度が違えば保存期間も異なってきます。

いちごも糖質が少なくてビタミンCが多い果物ですが、痛みやすくて日持ちがしません。
キウイの方が日持ちします。

他の果物でもビタミンは摂れますから、多少糖質があっても果物を食べるほうが、お菓子を食べるよりも良いでしょう。

ただ、あまりに糖質が多い果物は避けましょう。
例えば柿はビタミンCが多い果物なのですが、糖質量がかなり多いのでたくさん食べるのは控えましょう。

バナナも糖質が多い果物で、1本で食パン一枚分くらいの糖質量があります。
しかしバナナ1本で、白ご飯一杯分の半分くらいの糖質量です。

バナナダイエットを言う人もいれば、
バナナを食べるなと言う人もいます。
これは、バナナを追加して食べるか、置き換えるかで変わってくるからです。
白ご飯にバナナを追加して食べると糖質過多になってしまいます。
白ごはん一杯をバナナ1本に置き換えるならば、糖質量は半分くらいに減ります。
食パンをバナナに置き換えても、糖質量は変わりません。
これは含有する糖質量だけで考えた場合です。(糖類の種類は別です。)

なお、果物の甘さである糖度はショ糖(砂糖)の含有量で換算されたものです。

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