プラークってなに
二度目の受診後、頸動脈エコーを受けることになりました。
一度も受けたことがないので、頸動脈のプラークを調べるためです。
頸動脈エコーとは、首に超音波を当て、動脈硬化や血管プラークを調べる検査です。
動脈硬化が進んだ血管内では、余ったコレステロールが血管の壁に入り込み塊になります。
この粥腫(じゅくしゅ)と呼ばれる血管のコブをプラークといいます。
頸動脈エコーの検査日を予約して帰宅。
途中、頸動脈エコーの画像を見ようと、本屋に立ち寄りました。
血管プラークが溜まったら、どんな画像になるのだろう?
まずは、動脈硬化とプラークの関係について調べる。
動脈硬化が進み、血管内にプラークと呼ばれるコブが形成されると、血管内が狭くなり血液の通りが悪くなる。
プラークによる閉塞やプラークが破綻した塊が血管へ流れていって詰まることで、心筋梗塞や脳梗塞などの疾患を引き起こす。
加齢で進行するが、若い人でも動脈硬化になる可能性があり近年増加している。
糖尿病などの疾患を持つ人は、血管プラークが成長しやすい。
脳梗塞や心疾患の解説・・・。
コレステロールを過剰に溜めることは危険。
LDLコレステロール値(悪玉) ÷ HDLコレステロール値(善玉)のことをLH比といいます。
LH比は通常2.0以下を目指します。
他の疾患がある人は、1.5以下を指導されます。
血管内で余ったコレステロールがたくさんあるとこうなるのか・・・。
次はプラークの画像。
画像を調べて・・・見なきゃよかった・・・。
不摂生な食生活をずっと続けていたら、血管内がこうなるの?
糖質制限が苦しい、なんてぼやいている場合じゃないかも。
脂っこいものや甘いものをガツガツこの先食べ続けたら、血管はどうなっていくのだろう。
頸動脈エコー検査ってなに
頸動脈エコー検査とは、首の頸動脈に超音波(エコー)を当てて、動脈硬化の状態を調べる検査です。
単なる超音波の検査なので、痛くもないし、被爆もなく、簡単に終わる検査です。
血管壁にプラークがないか調べていきます。
検査室内で画像に映し出されるので、本人も画面の方を向いているときは自分で見ることができます。
自分の血管内を見るなんて初めてです。
血管壁はもちろん血流まで見ることができます。
超音波(エコー)検査は、非侵襲的検査(体にダメージがない検査のこと)なので、余裕を持って画面を見ていられます。
予想外にきれい。
血流もきれいに流れていました。
動脈硬化には男女差がある
動脈硬化の進行は、実は男女差があるといわれています。
それは、女性ホルモンのエストロゲンには動脈硬化の抑制作用があるからです。
女性の方が、このエストロゲンの抗動脈硬化作用のおかげで動脈硬化が進みにくく、男性の方が動脈硬化は早くから進んでいきます。
女性もエストロゲンが低下すると動脈硬化を促進しますが、エストロゲン分泌が活発な時期があるので男性より動脈硬化にさらされる時期が短いのです。
男性はエストロゲンが少ないので、長い期間動脈硬化の危険にさらされることになります。
健康な人は、LDL-コレステロールが140mg/dL未満、HDL-コレステロールが40mg/dL以上、トリグリセライド(中性脂肪)が150mg/dL未満といわれています。
動脈硬化の進行には男女差があるのに、検査の基準範囲は男女とも同じでいいのでしょうか。
年齢によっても差があるはずなのに、同じでいいのでしょうか。
という疑問が湧いてきました。
と思って調べたら、やはり健康診断の基準に関するコレステロール論争というものがあるようです。
主治医にも確認した所、男女別などの基準が必要という意見があるということでした。
男性ほど脂質過剰を気にしよう
自分の場合は、ストレスが原因で脂質と糖質のいっぱい入ったお菓子を食べ続けて、体重も増えた時期と検査結果に引っかかった時期が合っています。
しかし、糖質と脂質を減らして食生活を見直して、体重を落とした時に正常域に戻りました。
しかし、これはもしかしたら女性ホルモンのおかげで動脈硬化にさらされていなかったのかもしれません。
血管プラークに異常がなかったのもそのせいかもしれません。
これを踏まえると、男性の場合は若いときから、血管内にコレステロールを溜めないように気をつけた食生活をしたほうが良いということです。
ホルモンの関係で、男性の方が動脈硬化へのリスクは高くなるからです。
脂のこてこてのご飯や麺類を毎日食べていてはいけないのかもしれません。
血管プラークが溜まった画像を一度見てください。
女性も男性も、人は食生活や味の好みなどは突然変えることが難しいので、普段から節制というものが必要なのだろうと考えます。