讃岐地方(香川県)は雨量が少なく、そのため稲ではなく小麦生産をしました。
またカタクチイワシがとれたため、いりこ(煮干し)の出汁が発達しました。
そのいりこ出汁と小麦粉で、讃岐うどんが生まれたと言われています。
讃岐うどんはうどんの味を楽しむ
香川に来るたびにうどんを食べますが、香川のうどんはうどんそのものの味を楽しむという感じがします。
うどんのモチモチとしたコシを楽しむために、調理法があり、「あつあつ」や「ひやひや」「あつひや」「ひやあつ」といった麺と出汁の組み合わせがあります。
他県から来た自分は、自分が作るときは出汁の味や具材のほうに気が取られますが、香川の讃岐うどんはうどんそのものを味わう気がします。
そして、うどんのコシや太さ、舌触り、出汁との組み合わせが、店によって違います。
昔、香川出身の人から教えてもらった店では、コシがすごく強い店がありました。
噛んでも噛んでも喉が通らないくらい。
コシと硬さは別なのだなと思います。
もちもちとした微妙なコシの加減。
店によって違います。
自分にとっては、うどんは好きだけれど出汁がちょっと。
出汁は好きだけれどうどんはちょっと。
出汁もうどんも自分にとってぴったり。
いろんな店があります。
食べ比べをすると、店それぞれの個性が味わえます。
讃岐うどんでうどんすき
うどんすきは、神戸や大阪でよく食べられています。
大阪が発祥の地と言われています。
出汁に野菜や魚介類、鶏肉、がんもどきなどと一緒にうどんを煮て食べます。
讃岐うどんでうどんすきをすると美味しい。
うどんにコシがあるため、鍋として煮ても煮崩れません。
出汁が煮詰まることを考えて、少し薄めの出汁で鍋を作ります。
香川にはうどんの名店がいっぱい
名前を載せていませんが、香川には美味しいうどん屋があちこちに点在しています。
行きたければ車が必要。
香川県西部のほうにも、美味しい店があります。
ご贈答のときに使う店も坂出にあります。
讃岐うどんを食べたいと思う人は、高松駅まで来るといくらでも食べられます。
時間がない人は、乗り換え時に、JR四国の高松駅構内でも立ち食いうどんがあります。
改札内外のどちらでも入れます。
少し時間がある人は、高松駅の外に出てみてください。
見渡せばうどん屋があちこちに見えます。
香川できつねうどんを頼むと、かなり大きな揚げが入っています。大満足。