高知の砂浜でシロギスを狙う

 

シロギスの投げ釣り

 

シロギスの投げ釣りは砂浜でできるので、釣りの素人でも簡単に始められる。

釣れたてのシロギスは、薄ベージュに薄ピンクの光沢がある。

腹側は白色だ。

美しくて、食べても美味しい魚である。

 

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シロギスの投げ釣り

 

シロギスの投げ釣りは体力勝負だ。

シロギスは砂浜で釣るので、出来る限り遠投に投げなければならない。

近くに投げると、打ち付ける波ですぐに戻ってきてしまう。

 

長い竿を使う方が遠くに投げられる。

しかし、身長に合わない竿を使って投げ釣りをすると、竿に体が振られてしまう。

自分が投げやすい長さの竿を選ぼう。

背の高くない人にとっては、シロギスの投げ釣りは修業だ。

 

道具は投げ釣り用の竿、リール、天秤、ラインに仕掛け、そしてエサ。

「ゴカイ」、「イソメ」は多毛類の虫エサである。

ポピュラーな釣りエサだが、見栄えは恐ろしく気味悪い。

虫エサのほうが釣れると言われ、怯えて泣きながらも針に刺す。

 

虫エサの長さが長いときは切って針に刺すのだが、生理的に触れない人は割り箸を使おう。

割り箸を使うと手も汚れない。

ただグニグニ動くので、手を使って針に刺すほうが手早くできる。

 

シロギスがいるポイントがわからないので、とにかく投げるしかない。

最初のうちは投げることが新鮮だが、連投していくと疲労度がアップしていく。

 

我慢して投げ続けると、ポイントにあたってキスが釣れる。

その次からは、釣れたその距離に向けて投げてみる。

 

高知では護岸工事が進んでいて、シロギスの釣果は少なくなっている。

それでも、釣りたてのシロギスの美味しさは最高。

シロギスの料理

 

ロギスは淡白な味でどんな料理にしても合うが、魚体が小さい。

大きなキスはめったに釣れない。

シロギスの頭を落とすと、身の部分がますます小さくなる。

そのため、料理方法は限られる。

 

その日に釣った鮮度の良いシロギスは持ってみると、死後硬直していて身が硬い。

身の大きさに比べて、ウロコは大きい。しっかりとウロコを取る。

その身を開いて、天ぷらに。

新鮮なシロギスは、ホクホクと身が口の中で溶ける。

 

釣ったシロギスの身が小さい場合は、椀物の中に入れよう。

極上のすまし汁が出来上がる。

 

骨は油で揚げて骨せんべいにできる。

揚げたてに少しだけ塩を振ろう。

 

しかし、釣れたてのシロギスで、鮮度は抜群だ。

この鮮度の良さを使った料理がオススメだ。

包丁をよく研いで、薄造りにしてみよう。

 

大根をおろすか、もじみおろしにしても良い。

タレは、刺し身醤油かポン酢のお好みで。

シロギスの上におろしをのせていただく。

 

刺し身より、薄造りにしたほうが上品な味に仕上がる。

このシロギスの薄造りは、釣りたてでないと味わえない甘さがある。

ただ、一匹から数切れしか薄造りができない。

 

また釣りに行きたいな。

 

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