高知の特産物はカツオのたたきや農産物だけではありません。
伝統工芸の和紙が清流を使って作られており、土佐和紙と呼ばれています。
土佐和紙
土佐和紙は1000年前からすでに製造されていました。
土佐和紙は文化財の修復にも使われており、海外の美術館や博物館の絵画や書物などの修復にも極薄の土佐和紙が使われています。
「いの町紙の博物館は伝統的工芸品「土佐和紙」の博物館です。
清流仁淀川沿いの高知県吾川郡いの町にあります。
いの町紙の博物館にはJR伊野駅もしくはとさでんの伊野駅下車、徒歩で10分ほどで着きます。
いの町紙の博物館では紙すき体験ができる
日本に紙が伝来したのは3世紀頃とする説もありますが、正式には5~6世紀頃高句麗の僧によって伝えられたとされています。
その後日本固有の「流し漉き(すき)」の製紙法の技術が確立します。
いの町紙の博物館では、この流し漉き(すき)の体験をすることができます。
原料を溶かした槽(ふね)から、漉き桁(げた)に紙原料を組み上げて漉(す)くという本格的な紙すきを行います。
そのまま普通に紙をすくだけでもいいし、葉を入れて模様の紙をすくこともできます。
紙すきをしたあとは乾燥させます。
乾燥時間の間に、博物館の見学をしましょう。
和紙の歴史の解説や、和紙の原料などの展示を観ることができます。
オススメは土佐和紙のおみやげコーナー
土佐和紙を使ったおみやげコーナーの部屋もあります。
普通の土佐和紙そのものも売っていますが、土佐和紙を使ったおみやげがたくさんあります。
土佐和紙の名刺やランプシェードも売っています。
きれいな小物がたくさんあるので、県外の人のプレゼントとして、ここの土佐和紙の小物を贈ることがあります。
どれもきれいなので、選ぶのにいつも悩みます。
特に外国人の方へのプレゼントを贈るときには、必ずいの町紙の博物館のおみやげコーナーに行って選んでいます。
おみやげの袋自体も土佐和紙なので、とても喜んでもらえます。
高知に来たときには、ぜひいの町紙の博物館で土佐和紙を体験してみてください。