四万十市の居酒屋・郷土料理として有名な味劇場ちか。
曲線のカウンターと吹き抜けがあり、調理している姿が客席から見えます。
まるで劇場にいるようなお店です。
人気があり、予約が必須のお店です。
お店が劇場になっている味劇場ちか
人気でなかなか予約が取れず、ようやく夜深くの時間に予約が取れて味劇場ちかへ。
予約席は2階。階段を登ると、1階から吹き抜けになっている。
曲線のカウンターに座ると、下に料理場が見える。
つまり、料理人が作っている姿を客席から見ながら食べることができます。
味劇場という名前の通り、客席が劇場型になっていました。
ダイレクトに料理場が見え、臨場感があります。
いや~、2階席で良かったかも~。
高知市内でもこういった店はないぞ。
カツオのたたき
高知では、カツオはたたきだけではなく刺し身でも食べます。
鮮度の良いカツオは刺し身も美味しい。
その日の好みである日はたたき、違う日は刺し身、といった感じでしょうか。
残った刺し身を漬けにして、漬け茶漬けも最高の味。
鮮度の良いカツオの端切れで鰹飯。
カツオはいろいろな食べ方をします。
普通のかつおのたたきは、まず藁(わら)でカツオを炙ってすぐに冷水に入れます。
それを切って、その上にオニオンスライスやネギなどの薬味を盛って、スライスしたニンニクも添えます。
タレはポン酢。
これがよく食べられるカツオのたたきの作り方です。
しかし、もう一つ焼き切りという食べ方もあります。
塩ダレのカツオの塩たたきは格別の味
焼き切りとは、カツオを炙って温かいうちに切り分けてしまう料理法のことです。
つまり、氷水で冷やさないうちに切ってしまうわけです。
焼き切りは早く食べないと予熱で中まで火が通ってしまいます。
この焼き切りをポン酢で食べても美味しいのですが、塩をかけて食べても美味しいのです。
もともとカツオのたたきに塩(天然塩)をかけて、軽く抑えてから食べるという食べ方が高知にはあります。
ポン酢で食べるか、塩で食べるかは、好みですね。
塩たたきは全国的に有名になりました。
が、このカツオの塩たたき、もう一つの食べた方があります。
それは塩ダレで食べる方法です。
幡多地域では天然塩や柑橘類の果汁を絞って塩ダレを作って、それをカツオのたたきにかけて食べます。
塩ダレはその店その家それぞれでしょう。
味劇場ちかでは、店の特製の塩ダレでカツオのたたきを食べることができます。
やっぱり四万十に来たからには、カツオは塩ダレの塩たたきでしょう。
一口食べると、カツオと薬味と塩ダレの味が口いっぱいに広がります。
お~塩ダレ、さすが美味しい。
この塩ダレの作り方が知りたい~。
四万十の特産にぶしゅかんという柑橘類があるのですが、それも入っているのでしょうか。
さすがはプロの味、塩ダレ最高。
塩ダレが美味しくて、カツオにペタペタと塩タレを付けます。
他にはカニクリームコロッケに、地元の特産である青さのりの天ぷら。
どれも美味しい。そしてやっぱりカツオたたきの塩ダレ~。
というのも、高知市内でカツオの塩ダレを食べた機会が一回しかありませんでした。
四万十に来て、カツオたたきの塩ダレを満喫。
ごちそうさまでした。
(なお、この記事は2017年のものです)