車で知らない道をどんどん走っていったら、道が狭くなっていく。
時には行き止まり。
時には通行止め。
片道通行で、しばらくその場で足止め。
しまいには、通行できるけれどガードレールもなく、山側の壁ぎりぎりしか幅がない。
落ちたら山谷の底へ。
それを酷道と言います。
国道のランク
3桁の国道があると知ったときに、え?!3桁??と驚きました。
いや~物知らずで、国道って2桁までしかないと思っていました。
昔は1桁と2桁は一級国道で、3桁は二級国道だったらしい。今は直轄国道と補助国道というらしいです。
国道ってランクがあったんだ・・・。国道のランクによって予算格差があって、3桁の国道は修繕や維持費の予算があまり付かない。
そのせいか、3桁の国道は危険な道があります。危険というのは、通り抜けるのに危険、生存に危機感を感じる道。
対向車が来たら避けられない、舗装もされていない、それどころか道や側面も壊れている・・・。岩をくり抜いたようなトンネル。
いつ道から転げ落ちるかもしれない、側面と擦れるかもしれない、いや上から落石があるかもしれない、先の道が繋がっていないかもしれない・・・。
運転が下手な人が運転したら、絶対通り抜けられません。
酷道?
整備のされていない国道のことは、「酷道」と言われています。 正直に言って獣道か?!というレベルの道のことです。
四国にも有名な酷道があります。国道439号線です。439から「ヨサク(与作)」と呼ばれています。今は一部区間が整備されていて、大豊から仁淀川町は道が改修され、整備されたようです(2017年時点)。が、それ以外の場所はまだまだ・・・。徳島から大豊も昔ながらの酷道のままらしい。
それ以外にも、国道195号線の徳島県側も酷道でした(過去形)。昔はべふ峡を超えてから徳島の海沿いの道に出るまで、恐怖感を覚えるような道でした。途中で戻るスペースもなく進むしかない酷道。
二度と行きたくない道でしたが、今は改修されて立派な二車線になっています(ただし、修繕維持管理がイマイチ)。酷道も少しずつ姿を消しています。
世の中には酷道マニアもいて、わざわざ酷道を走りに行く人もいるようです。残念ながら国道195号線は整備され、酷道マニアの対象外になりました。
伴侶によると、道以上に怖いのは、真夏に自販機がない山道をずっと走り続けることらしいです。南国の真夏は暑い。逃げ道のない山道を脱水気味で運転するしかない。
最後の自販機の設置場所を覚えておいて、そこまでの間で水分確保が必須!真夏に酷道を走る人は水分持参しましょう。
普通に高知市の郊外を自動車で走ると、どんどん道が狭くなって最後は行き止まり、という道に出会います。泣きそうになりながらひたすらバックして戻りましたけれど。その経験からか、知らない道にはなるべく入らないようにしています。
酷道なんて私が走ったら転落するでしょう・・・。でも調べたら全国各地に酷道があるんですね。地元の利用する人にとってはもうすこし整備されることを望んでいます。本当に酷道のひどい道は予想以上。