四国に興味がある、行ってみたい、住んでみたい、と思ったとき、四国四県のどこにしようか。
実際に四県それぞれに訪れてみることをお勧めしますが、どこから行ってみようかと悩むかもしれません。
同じ四国といっても、四国四県は少しずつ違います。人柄も味付けも、気候も違います。
記事を読んで興味を持てるところからぜひ訪れてみてください。
松山
四国四県の県庁所在地は、高松市、松山市、高知市、徳島市です。
四国のあちこちに行ってみましたが、特別な希望がなくて四国外から移住するならば、松山が一番違和感なく過ごせる気がします。
移動が多い人は高松が良いと思います。
転勤とか移動先が決まっている場合は住む場所を選べないですけれど。
なぜ松山かというと、温暖な瀬戸内海気候で、人柄も温和な感じがします。
そして、中心の市街地が発展しているので暮らしやすい気がします。
教育熱心な土地柄と聞きますが、実際に住んでいないのでわからないです。
味付けは甘めです。
松山の知り合いは穴子をよく食べるけれど、鰻をあまり食べないと言っていました。
高知の人は反対に穴子をあまり食べませんね。
高松市
高松は国の出先機関が集積しているので、四国の中枢都市であり、四国の玄関口になっています。
高松には企業の支社や支店も多く集積していて、支店経済が発展していました。
そのため四国に住んでいると、高松まで手続きなどに行く機会が多くあります。
今も多くの支社や支店がありますが、本州四国連絡橋(瀬戸大橋)ができてからは本州側に拠点が移って通過点になった部分も伺えます。
自転車で移動している人も多いです。おそらく坂が少ないからでしょう。
坂の多い高知と比べるとうらやましいです。
高松の商店街で自転車規制がなかった頃、商店街の赤信号が変わると一斉に多数の自転車が商店街の中心を走っていきました。
今は規制がされたのか自転車が減り、歩行者にとっては歩きやすくなりました。
高松の一番の目玉は高松中央商店街です。とにかくアーケード街が長いのです。
大阪の天神橋筋商店街も長さで日本一を争っていますが、高松中央商店街も歩いて往復するのが嫌になるほど長いです。
やっぱり長い商店街は歩いていて楽しいですよ。
とくに、兵庫町商店街界隈の雰囲気がお気に入りです。
また、商店街の中にはクリスタルドームがあってこのドームが美しい。ドームができた頃は視察の人も訪れたと聞いています。
高松に行くと、目的もないのに商店街を歩いています。
高松では貸自転車(レンタサイクル)事業が行われていて、100円で自転車を借りることができます。
高松駅前の地下にサイクルポートがあってそこで登録手続きをしました。
借りた自転車は他のレンタサイクルポートに返却できるので、わざわざ同じ場所まで戻ってくる必要がありません。
私は高松駅前で自転車を借りて、商店街の好きな場所まで行ってその近くのレンタサイクルポートに返却しました。
JR高松駅の北側にはフェリー乗り場もあります。高松駅は海が近いので、歩けばすぐ目の前が瀬戸内海です。
夏には瀬戸内海に花火が打ち上げられ、海面に映って美しいです。
徳島市
徳島周辺のおすすめは、やっぱり渦潮と美術館ですね。徳島市ではなく鳴門市ですけれど。
JR徳島駅の周辺は複合商業施設がありますが、商店街も短いです。
娯楽拠点が分散しているところがあって、車がないと遊びに行きにくい気がします。
車で走ると川が多く橋が多いなと感じます。
大鳴門橋(おおなるときょう)から見える潮の流れの景観は素晴らしいです。
鳴門海峡は絶対一度は訪れて見るべき場所だとおすすめします。
美味しかった食べ物は、天然ワカメ、阿波尾鶏、鳴門金時、それ以外に豆腐も美味しかったです。
それから、徳島県は日本屈指のIT回線を整備している県です。
山の中でもWi-Fiが飛んでいます。
山間部の神山町は光ファイバー網が整備されていることで有名です。
住みやすい街は?
松山、高松、徳島の中では、馴染みやすいのは松山、交通の便では高松といった感じでしょうか?
徳島も食べ物は美味しいのですが、電車がないので車なしでは移動が不便です。
明石海峡大橋は自動車専用道路です。鉄道との併用橋だったらもっと便利だったかもしれません。
では、高知はどうでしょうか?