四国の酷道で有名な道は国道439号線(ヨサク)です。
国道439号線(ヨサク)は一部改修されましたが、まだまだ酷道部分が残っています。
しかし、四国には国道439号線(ヨサク)以外にも酷道がいくつかありました。
その一つが国道195号線でした。(過去形なのが今は改修されたから)
酷道だった頃の国道195号線は通ってみて、恐怖体験をしました。
高知県高知市から徳島県阿南市への国道195号線
高知市から徳島県阿南市に行こうとすると、
高速道路を走って徳島まで来て、そこから一般道を使って南に下る、
山越えの道である国道195号線を走る、
室戸岬経由で海岸線の国道55号を走る、
主にこれらのルートがあります。
一番楽なのは高速道路を使うルートですが、時間帯によっては徳島市内の渋滞につかまります。
室戸岬経由で国道55号を走るルートですが、この経路は少し遠いです。天気が良ければ海岸線から青い海が見えます。景色は良いですから、のんびり走るつもりの人はこのルートも楽しいかもしれません。
そして3番目のルートが、国道195号線です。
山を超える国道195号線
国道195号は高知県高知市から徳島県那賀郡那賀町を経由して、阿南市で海岸に出ます。
そして徳島市に至る国道です。途中には、べふ峡温泉ともみじ川温泉があります。
この国道195号は昔、本当に酷い道で「酷道」の一つでした。
四国で酷道と言われる道は国道439号線(ヨサク)だけではありません。
山を通ると、あちこちが酷道でした。
それらの道はやがて改修工事がされ、整備されていきました。
四国の酷道は少しずつ姿を消しています。
今でも四国を車で走っていて時々酷い道に出会いますが、この国道195号線も忘れられない道でした。
私達が最初にこの国道195号線を通ったときは、どこまで道が整備されているかわからないまま出かけました。
・・・で、途中で酷道に出会ったのです。
岩をくり抜いたようなトンネル、当然(?)舗装されていない道、幅がほとんどない道、戻りたくても戻る幅すらない道。
入り込んだらもう通過するしかない。
しかし、この道がこの先も通れる状態なのかわからない。
もっと道が狭くなるかもしれない。もっと道が悪くなるかもしれない。
先がどうなっているのかわからない。
どこで改修された部分に繋がるのかわからない。
四国の酷道はまさしくダンジョンでした。
ゲームのダンジョンは復活できるけれど、実世界のダンジョンは落ちたら・・・。
正直に言って、もう二度と通りたくないと思った道でした・・・。
しかしその後、国道195号線はすべて整備されて、今は通りやすい道になっています。