健康の大切さを失う前に気付くべき

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Tosakura
©2017 shiori natsuno

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当たり前だと思うことは無関心

人は自覚が無いものには無関心になりがちです。
健康診断で数値が悪くても、血液検査で脂質異常症と言われても、肥満で服のウエストがきつくなっても、痛くも何ともありません。
ちょっと食べるものに気をつけなくては、少し運動でもしなければ、そのときは少しだけこのように考えます。
しかし、多くの人はそのままに放置してしまいます。

なぜなら自覚症状がないから。
痛みや辛さもありません。
症状がほとんどないので、放置できるのです。

診断されるまで、何も感じないため気づきません。
診察されても、自覚症状もなく、日常生活にも変わりがありません。
だから放置できるのです。
いつかやろう、そのうちやろう、まだ若いから大丈夫、忙しいから、いろんな自己判断をして引き伸ばすのです。

もし痛くて、苦しくて、辛ければ、その苦しみを解決したいために人は動きます。
何も自覚症状がないのに、人はなかなか本気になれません。
医者に危険性を説明されたときは、「そのときだけ」まずいかもと思うのですが、やがて日常生活の中でその意識は薄れていきます。

日常生活が当たり前に過ごせるので、血液の中で起こっていることに無関心になれるのです。

そして、心筋梗塞や脳卒中を起こした後、きちんと治療しておけばよかったと後悔してしまいます。
しかし発病してからでは遅いのです。

「健康の大切さを失ってからわかる」では遅い

小病持ちは長生き、と言われます。
これは小病を経験することで日常的に健康に注意するようになるため長生きする、という意味です。

病気を経験した人は、健康が一番大事であることを知ります。
病気を経験した人は、健康的な日常が当たり前とは思わなくなります。
人は当たり前のことは無関心になりますが、当たり前と思わない人は注意するようになります。

大病をすると健康を取り戻しにくくなります。
小病の場合は、なんとか日常生活とのバランスが取れるようになることも多いです。

病気を少しでも経験した人は、「健康であることは当たり前ではない」ことを知っています。
健康を失ってから分かるよりも、健康な時に「健康である日常」の大切さに気付かなければなりません。

脂質異常症は若いうちから少しずつ進んでいきます。
発病する前に、脂質異常症の怖さを立ち止まってみて考えましょう。

大病経験が食事療法中の自分を支えた

自分が食生活改善を成功させて脂質異常症を治すことができた理由は、「健康は買えない」ことを経験上知っていたからです。
成功理由はこれだけです。
根性なしですし、特別な知識があるわけではありません。

他人の不注意から大ケガを負い、その治療も困難な事が多く、社会復帰ができたのも奇跡と思えるくらいだったからです。
入退院を繰り返し、病院には大変お世話になりました。
色んな人に助けられました。

しかし、入院生活は懲り懲りです。
治療は痛いし辛いし、費用はかかるし、闘病を終えたとき「痛いのはもうしばらく嫌だー」と心のなかで叫びました。

入院生活ではいろんな事が起こります。
そして、医療費適正化政策による入院日数の短期化による問題があちこちで見えてしまいました。
病院の現場は疲弊している気がしました。

長い入院中の夜を経験して、健康を失う前に健康を大事にしなければ・・・それを切実に感じていました。
健康は金で買えないとよく言われますが、いやそれだけではなく治療は金がかかります。
保険に入っていても、後払いです。

いつどれくらい治療がかかるのだろうか。
どこまで回復するのだろうか。
入院中は不安です。
エレベーターで乗り合わせた患者さんに、いきなり話しかけられたことがあります。
「私明日また手術なんです・・・。」
その男性を見ると松葉杖をしています。
「もう何回も手術していて・・・いつまで入院しなければいけないのか。」
そう話しかけられた私も入院患者・・・。
なんと答えれば良いのか。

おそらくその患者さんは、誰かに不安を言いたかったのだと思います。
不安のあまり聞いてほしかったのだと思いました。

もし普段の生活で注意することで、予防できる事があるなら・・・。
脂質関係の数値は、沈黙の数値です。
しかし、それが表に病状として出てくる前にできる予防をしよう。
そう思えるのです。
その気持が食事療法を支えてきました。

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