
年に一回しか作れないものが多い
家庭菜園は露地栽培です。
季節で作れる作物が決まります。
例えば、トマトは夏の野菜です。正確に言うと初夏に育てる作物です。
年に一回しか夏はありません。
つまり、トマトは年に一回しか作れないのです。
家庭菜園一年生としては、失敗も学びも多く、次にチャレンジしたくなります。
が……トマトの植え付けは来年までできない。
夏がすぎれば、寒い冬がやってくるのです。
作り終わるまで気が付きませんでした。
二年間でたった二回しか作れません。
三年で三回です。
十年続けても十回しかチャレンジできないのです。
毎日トマト育ての練習することができない。
家庭菜園では、一年のうちほんの数ヶ月しかできないのです。
その期間に失敗したからと言って、はい次の月から(つまり秋から)再チャレンジということが不可能。
農業の技術を覚えるには、なんと長い期間が必要なのか。
他の野菜もそうです。
夏の野菜は夏しか、冬の野菜や冬しか作れません。
年に繰り返し作れる野菜もあります。葉物野菜などです。
じゃがいもは、春と秋に二回作れます。
家庭菜園の代表作であるトマトは、残念ながら年に一回しか作れない作物でした。
土は捨てられないことを知る
トマトの収穫が終わり、苗を抜いてしまったら次の処理があります。
トマトを育て終わった土をどうするか、
まず鉢植えのものは、根を取り除き、底石も外し、土のうを買ってきて残った土を入れました。
土を再生しなければ使えないからです。
が……土壌改良のやり方を知りない。
新しい培養土を買ってきて入れれば、すぐに次の作物を育てることはできます。
小さな家庭菜園では、それが一番簡単です。
ただ大きな問題が残ります。
使った土が捨てられないのです。
引き取り場所がある地域もあるでしょうが、自分の場合は見つかりません。
百均で<捨てられる土>なるものが売っている理由が分かりました。
土は売っているのに、引き取り先がない。
店で売るなら引き取ってくれよ、と思います。
土を、自分ちで撒くか、知り合いのところで撒け、ということでしょうか。
家庭菜園の一番の問題は、<土の処分>でした。
幸いなことに、多少の地面がありました。
とりあえずそこに使った土を撒くか?しかし、無限に繰り返して撒くことはできない。
今後小さな場所で家庭菜園を続けていくためには、<土の再生>が必須です。
そのほかに、市民農園を借りる、という手があります。
探せば確かにあるけれど、遠い、道具も持っていかなくてはいけない。
近ければ選択範囲に入ったのですが、市民農園は自分には無理だと思いました。
そもそもずぼらな自分が運動のために始めたわけで、市民農園まで通えるのであればジムだって通えます。
どこかに通う根性がありません。
自宅の限られた場所で家庭菜園をエンドレスに続けたいなら、土の再生をしようと決めました。
ちなみに、土地という土(不動産)も基本的に捨てられません。(法律ができましたがハードルが高いです)
土地は誰かに買ってもらわないと処分できません。
世の中のものは多くが何とか捨てられます。(費用は要ります)
地面は、誰かに頼んで持って行ってもらったりできない存在なのです。
鉢植え程度の土なら持ち運びはできます。
が、引き取り手がなければ捨てられません。
土と土地は「捨てられない」。
この二つは安易に買ってはいけない。
勢いよく家庭菜園を始めたものの、処分までは考えていませんでした。 もしベランダしかなければ、土の処分で困っていたかもしれません


